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zoom RSS 西谷正著『坂田昌一の生涯』

<<   作成日時 : 2012/01/03 11:47   >>

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 西谷正著『坂田昌一の生涯―科学と平和の創造』を読んだ。最初に記しておくが、西尾成子著『科学ジャーナリズムの先駆者 評伝石原純』と併せて読まれることをお薦めする。

画像 石原純の著作を通じて物理学を専攻した科学者は多いが、坂田昌一はその一人であるばかりでなく、科学と社会、政治との関わり方など、「科学者」「人間」として一貫して生きた点にも、二人には大きな共通点である。
 二人の生き方・考え方から学ぶことは多い。私たちはその精神を一層発展させていくことが必要だ。二人が単に科学だけの発展を願ったのではなく、科学者の社会的責任を自覚し、行動し続けたのは、そこに科学的な考え方「哲学」がある。何よりも自然哲学、自然弁証法、唯物弁証法を実践する立場にあったからだろう。

 自然には階層性があり、それは自然の発展の中で作られ、生物、人間、社会もその発展の中で作られたものであるから、社会科学は現代自然科学が対象としているいろいろな階層と同じ系列上にあるねのを対象としている点において、同質性があると共に独自の法則がある、つまり、社会の発展法則を明らかにしたマルクスの資本論は、ニュートン力学、量子力学と同格であり、このような自然の階層性を基礎とした弁証法的自然観を背景として、はじめて科学の論理をとらえ、科学の将来に全体的な計画を樹てうる、と論じる。

 大学の中ではすべてを疑う精神が育まれているが、外へ出た人はとかく流れに押し流されて、いわゆる批判的精神が失われている。大学で学んだことの中でもっとも大事なのは、批判的精神を身につけて失わないということだ。

 以上の引用は大切な点を示している。いまの社会を批判的精神をもって科学的指針をもって行動するためにも、弁証法的自然観を身につけ、社会科学を学ぶ必要がある。『自然の弁証法』や『資本論』などの学習が不可欠なゆえんだ。

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