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zoom RSS 1928年2月20日 普通選挙(男子のみ)の日の疑問

<<   作成日時 : 2011/05/30 20:36   >>

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 男子だけの普通選挙が始まって以来、1928年、1930年、1932年、1936年といずれも2月20日が投票日だった。ずっと、なぜ2月20日なのかを疑問に思っていた。2月20日が特別の休日であった可能性を調べてきたが、的外れであった。2月20日は、多喜二が虐殺された日でもあり、こだわりすぎたのかもしれない。

 大河内一男・松尾洋著『日本労働組合物語 昭和』に、1928年2月20日の投票日に関する記述がある。

 「昭和3年2月20日の総選挙の投票日をめぐって、日本光学工業豊岡工場、および同大井工場で、変わった争議が起こった。選挙の投票日は月曜だったが、評議会や組合同盟は、投票日を一般の公休日である前日の第三日曜にしなかったのは、無産の投票を妨害するためだと攻撃し、この日の有給休暇を獲得するよう指令した。日本工学では、日曜日を出勤日とし、公休を翌月曜日の投票日にくり下げると発表したが、評議会・関東金属労働組合にぞくする同社豊岡工場の従業員は、前日の日曜も半日休業とし一日分の賃金を支給せよ、と要求した。

 以下続くが、これで疑問は氷解した。
 同時に、投票日を休日に行わなかった当時の政府の姿勢とともに、投票日が休みでないにも関わらず、山本宣治をはじめ無産政党の議員を複数当選させた人民の力は銘記されなければならないだろう。

 権力による露骨な選挙妨害の記録は多いが、平日に選挙が行われたという事実は欠落している。あらためて、このようなもとでの無産政党の複数当選の意義を考えるべきではないだろうか。

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コメント(2件)

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国政選挙を日曜日に行うことになったのは、1960年代になってからのようです。1958年の総選挙、1959年の参議院選挙も平日です。1963年の総選挙は金曜日ですし、1969年の総選挙も土曜(ただし12月27日)に行われています。
戦前はとくに、農業、商業、手工業の世界では、日曜日が休日とははっきりと決まっていなかったようですね。商家は〈やぶいり〉の日だけが休日ということも、けっこう後まで続いていたようです。ですから、〈選挙は日曜〉という感覚は、戦前には全くなかったようです。
岩渕剛
2011/06/01 19:36
そうでしたか。
未来
2011/06/02 07:09

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