未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 自然は人間にとって「根源的価値」

<<   作成日時 : 2007/06/22 06:37   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 本日はまたまた少し読書の感想を。私がここ数年新刊本が出るとチェックする哲学者は、岩崎允胤、鰺坂真、牧野広義の三人です。
 特に牧野広義さんの生命倫理の研究に注目しています。 今年3月、『現代倫理の危機』文理閣を共著で出版。やっと読み始めました。環境問題が地球的規模で大問題になっているもとで、「環境倫理」も様々な人が様々な角度から論じています。しかし、基本的な点で大きな違いがあるのが今日の「環境倫理」の現状です。
 本書では、それらの点を踏まえながら、基本的な立脚点の解明がされています。何事も現実から学ぶことの大切さも主張されています。この視点から「環境倫理」を考えるとわかりやすいと感じましたので、抜粋になりますが一部を紹介したいと思います。

 環境問題の本質を明らかにするためにも、人間社会と自然の関係を根本的に検討することが必要である。それは、哲学や倫理学の抽象的原理を環境問題に「応用」したり、「適用」するという発想ではなく、環境破壊の現実から学び、自然科学や社会科学とも共同する哲学や倫理学の研究でなければならないであろう。環境の危機が深刻なだけに、それに対応できる現実的な環境倫理学を再構築することは急務であろう。

 自然は人間にとって「根源的価値」
第一に、人間は自然の壮大な進化の過程から生まれ、生存しているものである。
第二に、人類は歴史の中で、労働と社会的実践によって文明を発展させ、人間的な文化を築いてきた。しかしその過程で同時に、森林破壊・野生生物の絶滅・資源の過度の獲得などによって、洪水の被害・食糧難・土壌汚染など、人間の生命と生活の破壊を引き起こした。
 人間はあくまでも自然の一部なのであり、生態系を含めた自然の法則を無視しては、決して生きてはいけないのである。その意味で、「労働が人間自身をつくった」としても、自然がつねにその根源として存在するのである。
第三に、資本主義は、従来の歴史に比べて、人間と自然との関係を根本的に変えてしまった。

 自然は人間存在にとって根源性をもつという事実認識から、客観的価値としての自然の「根源的価値」ととらえ、さらにそれが人間の理論と実践にとっての規範ともなり、人間にとって道徳的な義務を明示すると考える。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
自然は人間にとって「根源的価値」 未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる