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zoom RSS ハンセン病問題の全面解決を!

<<   作成日時 : 2007/05/05 08:24   >>

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 本日の「赤旗」に、「谺雄二が語るハンセン病問題の今」と題するハンセン病問題の現在と今後の課題が掲載されていました。
 谺さんのハンセン病に対する論は明快です。「ハンセン病は貧困・戦争病だといわれます。きわめて感染力の弱い病気でよほど衰弱しないと発病しません。貧困と戦争は、その原因をつくるからです」
 感染力がきわめて弱く、現在では早期治療によって確実に治り障害も残らないハンセン病。それが2001年5月11日の判決まで、国によって隔離してきたのです。
 あきらかな人権侵害です。谺さんは言います。強制隔離するための国家による「拉致」であると。国家による「ハンセン病患者の絶滅政策」だと。
 また患者への強制労働。逆らうものへの強制検束。断種の強制。「拉致」「強制」、最近よく見聞きする言葉です。

 「楽泉園では昨年21人の入所者がなくなりました。十年もするとほとんどの人がなくなっているかもしれません。このままだと国による隔離・絶滅政策の完了です。これは許されないことです。たたかいは正念場を迎えています」

 国家による人権侵害。いかなる人権侵害も許せません。ひとつの人権侵害を許せば、幾多の人権侵害が繰り返されることは歴史が証明しています。そして、たたかってこそ人権は拡大し、たたかいを緩めれば人権は侵害されることも。
 「正念場」という言葉は、ハンセン病問題だけの問題ではありません。すべての人権侵害に対する問題です。ハンセン病問題の解決は、ハンセン病患者だけの問題ではありません。すべての人間の人権に関わる問題としなければならないと思います。

 「ハンセン病文学全集」が2002年から刊行されました。ずいぶん前に売れていないという記事を見ました。全国の図書館にも少ないと。私も小説集3巻しか購入していませんが・・・。
小説集三冊のすべてを読みましたが、国家による人権侵害に対する心からの叫びがいくつも描かれています。なかには絶望や生きる望みを失った嘆きも描かれていますが、人間をそこまで追い詰めた国家に怒りを抑えることができません。
 いかなる人権侵害も許してはならない!今日の記事を読んであらためて思いました。

 参考:ハンセン病文学を世に問うたはじめての人が北條民雄であるといわれている。その北條民雄は小林多喜二の「不在地主」に感動し、影響を受けたという。北条民雄の作品を世に出した川端康成の業績も見落としてはならないだろう。

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今日、ネット検索をしていたら(目的は「高橋和巳が多喜二をどのように読んでいたか」を調べることでした。)、偶然次のようなことを知りました。
(多喜二研究家にはご存知の方も多いと思いますが)
 団塊の世代にとってはカリスマ的な劇画家白土三平の父は、岡本唐貴(本名 登喜男)という洋画家で、戦前日本プロレタリア美術家同盟に参加していて、多喜二と付き合いがありました。深夜、多喜二の遺体を囲む友人達の写真はゆうめいですが、その中の一人が岡本氏で、多喜二の死顔のスケッチを書いたそうです。白土三平は江戸幕府のもとでの農民一揆が描かれていますが、父岡本氏から絵筆とともに階級闘争を教えられたと察します。
御影暢雄
2007/05/05 20:51

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