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zoom RSS 『8月の果て』/柳美里/新潮社/「朝鮮併合と戦争、そして戦後、いま、未来」

<<   作成日時 : 2005/12/04 06:06   >>

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 横山秀夫の『出口のない海』は、野球投手とオリンピック候補の陸上選手を襲った戦争を描いている。本小説は、日本に併合された朝鮮半島の幻の五輪マラソンランナーの生涯をたどる力作である。

 日本が引き起こした戦争は、日本国民の未来を奪っただけではない。強制的に併合した朝鮮半島の人民にも多大な影響を与えた。国を奪われ、創氏改名で名を奪われた人々。独立運動を闘う人々は日本政府によって弾圧の対象となっていた。

 35年間日本に支配され、終戦後の解放もつかの間、南北に分断された朝鮮半島。その人々がどう考え、どう行動したかを描く作品でもある。南北分断は、今も続いている。日本の引き起こした侵略と戦争はどこまで影響を与えているのか。考えさせられる。
 同時に、民主化闘争を闘い続けた韓国人民が、弾圧されながらも民主化を実現したことは記憶に新しい。そのエネルギーがどこからでてきたのかを考えさせてくれる作品であった。

 本書の数章をしめた慰安婦の運命。騙され、強制的に慰安婦にされた人は、いったいどれぐらいいたのだろうか。多くの女性が命を奪われ、自ら命を絶ったのだろうか。騙される経過、そして慰安所での具体的な描写には、目を覆いたくなる。しかし、真実から目をそむけることはできない。
 いまも、従軍慰安婦問題はデマだとか、慰安婦は自ら志願したものばかり、などという真実に目をむけない人々がいる。過去に蓋をしても、真実は何も変わらない。

 戦争と戦後、そして現在・未来を考えるうえで避けては通れない問題である。二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、過去から逃げてはいけない。

 すっすっはっはっ すっすっはっはっ それにしても長編であった すっすっはっはっ すっすっはっはっ マラソンを走り続けるランナーになった気分だ すっすっはっはっ すっすっはっはっ 一度止まると完走できない気がして二日で読み終わった すっすっはっはっ すっすっはっはっ 今も読後の余韻が止まらない。

2004-09-13

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