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zoom RSS 『戦争する国しない国』/浅井基文/青木書店/「いま平和観、国家観が問われている」

<<   作成日時 : 2005/12/03 06:26   >>

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 天木直人『さらば外務省!』は、外務省の内実を暴露した本として世間に衝撃を与えた。この著書の中で、外務省を見限って辞めたOB、浅井基文について述べられている。
 この浅井基文に対し、「今後もし外務省に弓を引くような真似をすれば、省をあげて潰しにかかる」と外務官僚が悪態をついたという。天木直人は、「潔く外務省を辞し、自らの信念に基づいた言論活動で生計をたてる決意をした生き方を評価する」と述べている。

 その浅井基文。外務官僚の妨害にも関わらず、自己の信念を貫き、政府や外務省の誤りを指摘し続けている。本書は、「戦争する国」への道を進もうとする政府・自民党・民主党の国家観・平和観をあぶりだす内容となっている。
 「本当に、日本という国家はどうなるのでしょうか。まったく国家構想のひとかけらももたず、口先だけの帳尻あわせだけで日々を無為に過ごす小泉首相以下の政治家に、これ以上日本の舵取りを任せていたら、日本の行く先は、よほどの僥倖にでも恵まれない限り、真っ暗というほかないとしか考えられません」

 浅井基文は、「国家を個人の上におく」国家観は、「力による」平和観を推し進め、「個人を国家の上におく」国家観は「力によらない」平和観を進めようとすると主張する。
 ようは、前者は基本的人権を抑制し、後者は基本的人権を尊重する国家観であると分析する。

 この視点から、今日の戦争加担政策を分析すれば、おのずと現在の政府の欺瞞が浮き彫りになってくる。著者は、有事関連法の国会審議の論戦と政府答弁を綿密に紹介しながら、前述の視点を指摘している。見事な理論展開だ。
 「戦争しない国」をつくるにはどうすればよいのか。著者の視点は明快である。憲法改悪が企まれている今日、一読の価値ある書であった。

2004-09-10

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