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zoom RSS 『中江兆民と山県有朋』/村島昭男/光陽出版社/「明治は果たして維新だったのか」

<<   作成日時 : 2005/10/25 05:40   >>

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 「明治は果たして『維新』であったのか」。著者はあとがきで、この問いから生まれたのがこの作品であると述べる。結論は「明治と維新というのには抵抗を覚えます」とある。

 なぜ著者がそう考えるのか、その答えは作品の中に詰まっている。タイトルにもあるように、自由を求めた中江兆民と天皇制絶対主義を推進した山県有朋を主人公にしたところに、本作品の特徴を示している。

 なぜ山県有朋が天皇制絶対主義を遮二無二進めたのかが伺える構成になっている。中江兆民との比較がいっそうその本質を描こうとする狙いに迫っている。
 山県有朋が確立した軍人勅語、帝国憲法、教育勅語の本質がこれほど見事に、そして簡潔に示された作品は少ない。

 憲法を改悪し、教育基本法を戦前に戻そうとする勢力の本質を知る上でも、たいへん参考になる作品である。戦前の思想状況に戻そうとする人々がいる。それを許さないためにも、過去の歴史とその思想背景を知ることは大事である。

 本書は、そういう点では絶好のタイミングで出版されたといえる。ただ、小説であるようで、歴史読み物風であり、なにか中途半端的なものがある。史実を知りたかった私としては少し欲求不満になる不十分さが残った。

2004-08-23

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