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zoom RSS 『リトルバーズ』綿井 健陽

<<   作成日時 : 2005/08/14 16:13   >>

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 フリーのジャーナリストが、「攻撃される側」から見た戦争として、バクダッドで「起こった事件」を語る。

 「ここイラクは当然報道規制や言論の自由のない国だ。アメリカだけでなく、イラクも含めてお互いに情報操作や演出を企てることは間違いない」
 真実の報道がなされないもと、現地の写真を掲載しながら、現地からの記録をまとめたもので、イラク戦争とは何かが伝わってくる。

  「『正しい空爆』があるというのか?」
  「『誤爆』は仕方ないとでもいうのか?」

 イラクでの無差別攻撃は、無辜の市民が命を落としたり、失明、身体の一部を奪われるという悲劇を繰り返している。家族を亡くした人たち、身体の一部を失った人たち、これらの人たちの苦しみを報道するニュースは少ない。報道とは何なのか?その本質にも迫る取材活動が綿密に書かれている。

 イラクで、日本の自衛隊を歓迎する声がある、ということを政府関係者が言っているのを聞いたことがある。その内実が、まったく違うことはイラク国民の声を聞けば明らかである。イラク国民は自衛隊を求めているのではない。ただ、日本の企業の商品や雇用機会を求めているだけである。
 ああ、それがいかに歪んだ内容として報道されていることか。

 本書の最後に、イラクで殺害されたジャーナリストの橋田信介さんたちが連れてくるはずだったモハマド君への手紙が掲載されている。

 「モハマド君は日本に着いて、『平和な日本に戻ることができて、本当にうれしい』と思ったようですが」「それほど平和ではありません」
 米軍部隊は「沖縄で人を殺す訓練をした直後に、モハマド君の街で、イラク人たちを徹底的に殺しているのです」
 「日本ではいま、日の丸の旗に敬意を払わない、君が代という歌を歌わないだけで、学校の先生がたくさん処分されているんですよ。つまり、サダム・フセイン政権と同じですね」

 モハマド君への手紙には著者の思いがふんだんに述べられている。この手紙だけでも読む価値があるだろう。

 そして著者は、「戦争やミサイル、爆弾によって作られる平和や自由はない」と訴える。その証明が、イラクの現状である。イラクは、けっして平和でも自由でもない!

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