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zoom RSS 『新聞記者という仕事』/柴田鉄治/集英社/「熱い思いが伝わってくる」

<<   作成日時 : 2005/07/03 12:24   >>

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 元朝日新聞記者の熱い思いが伝わってくる。ジャーナリスト精神の衰退に危機を感じ、新聞の役割とは何かを鋭く突きつける論評となっている。

 新聞のジャーナリスト精神とは、「権力を監視し、社会のあらゆる分野に対してチェック機能を発揮すべき」「平和と人権を守る」ことと、その本質を強く主張する。

 序説だけでも迫力あるものとなっている。「日本の新聞は、戦争に協力した戦前・戦中の反省から、戦後は『戦争に反対し、国民の基本的人権を守る』と誓って再出発したはずなのに、最近の状況はどうか」との主張にはまったく同感である。

 とりわけイラク戦争に対する態度は明確である。「『空から爆弾とともに降ってくる正義』なんてそもそもありえない」「二度に渡る戦争大戦を経験する中で『戦争は悪だ』という考え方をしだいに共有するようになってきた」と。本当にそのとおりだ。

 しかるに現在のジャーナリスト精神はどうなってしまったのか。著者はその原因にも迫りながら、新聞の再生を訴えている。新聞が世論をつくり、権力の犯罪を暴露し、不正を許さない力になってきた過去の実績もあきらかにしている。

 すべての主張に同意するわけではないが、熱い思いには同感する。権力に迎合せず、再び権力の乱用を監視するジャーナリスト精神を回復して欲しいという著者の主張に拍手を送りたい。

 「読売」対「朝日」の憲法論議も注目できる著述となっている。とても参考になる。

 報道のあり方に一石を投じる貴重な主張ではなかろうか。読んでみる価値はたぶんにある。一読を薦めたい。

2003-11-18

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