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zoom RSS 『時代の転換点と文学』/乙部宗徳/光陽出版社/「読書の目的とは」

<<   作成日時 : 2005/06/22 04:55   >>

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 私が最も注目する日本民主主義文学会。この会が文学運動の一つとして「民主主義文学館」と名づけて小説や評論集を出版していくことを決定した。本書がその第一作ということである。

 著者は「あとがき」に読書の目的を「単なる知識ではなく何が真実なのかを考えること、自分がどう生きるかをつかむこと、それが読書の目的」と語っている。
 私も同感である。単なる知識としてではなく、生きることを模索するために、いろいろな本を読んでいる。

 さて、本書は戦中虐殺された小林多喜二論に始まり、戦後を出発した野間宏、福永武彦、中野重治、佐多稲子の評価、そして大江健三郎など現在までの諸作家をその作品から論じている。

 戦後の文学論争には知らないことも多く、また批評の対象となっている作家や作品などを読んでいないこともあり、わからない部分もかなりあった。
 しかし、最初に書いた著者の読書の目的「どう生きるか」の想いは伝わってきた。それだけでも私にとっては収穫である。

 また個々の作品を具体的に取り扱いながら、その作家について批評するこの著者の手法は、とても優れている。
 できるなら、最近の作品や作家をもっと多彩に批評したものを出版してもらいたいものだ。

2004-02-11

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