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zoom RSS 『中江兆民』/飛鳥井雅道/吉川弘文館/「自由民権運動を考える」

<<   作成日時 : 2005/05/14 11:18   >>

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 「民約訳解」などルソーの翻訳をし、フランス学派の代表と目された中江兆民の生涯。もう少し思想的な部分の叙述を期待していたが、思想的な内容には詳しく踏み込まず、兆民の生涯を描いた著作であった。

 幕末時代に坂本龍馬を崇拝し、坂本龍馬のもとに出入りしていたという話は印象的である。兆民が第二の龍馬になろうとして自由民権運動のなかで野党統一をめざしたが、実現しなかった。それを、幸徳秋水が「兆民先生」で、「坂本君は成功せり、先生は失敗せり」と著わしたのは、なかなか面白い。ちなみに、幸徳秋水は自分を第三の龍馬になぞらえようとしているようである。坂本龍馬の一ファンとして興味深く感じた。

 中江兆民の思想のいったんはあらわされているが、踏み込んだ叙述がないのは残念である。明治維新後、唯物論的思想をあらわした兆民の先駆的な役割には、ほとんどふれていない。
 幕末の洋学思想が様々な弾圧などによって断絶し、明治維新当初、西洋の形式だけが輸入された現実がある。その内容に踏み込んだ思想家としての兆民を知りたかった。

 と言いつつ、私自身も兆民の思想がどんなものだったのか直接知りたいがために、この本を手に取った。本当の兆民の思想がどんなものであるかはまだわからない。

2003-08-19 REVIEW JAPAN 投稿

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