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zoom RSS 『にあんちゃん 十歳の少女の日記』/安本末子/西日本新聞社/「明るいともしびがひかると信じて」

<<   作成日時 : 2005/05/09 19:32   >>

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 両親を亡くした四人きょうだいの懸命に生きる日々を描き、1958年に出版されベストセラーになった日記の復刻版。今村昌平監督の手で映画化もされたという。

 両親を亡くした十歳の少女が、貧しくとも懸命に生き、兄や姉への愛情と信頼をもとに、成長していく姿が美しく描かれている。素直な瞳で、現実の生活を描き、貧しいなかにも人間の美しさを感じることができる十歳の感性に感動した。

 「これから先、どうして生きていくかと思うと、私は、むねが早がねをうって、どうしていいかわかりません。ごはんものどにつかえて、生きていくたのしみがありません」「いくら人間がおおいといっても、首をきってしまうとは、あんまりではないでしょうか」

 今でいうリストラに兄があい、会社の家からも出て行かなければならない、そんな日の日記の一文である。この首切りの日までも、在日韓国人ということで臨時雇い。残業しても一人前の賃金を貰えなかった兄の首切りは、十歳の少女に悲しい苦しみを与える。
 生きるために、四人きょうだいがバラバラになり、それでも懸命に生きる少女の姿、この妹のために愛情を注ぐ兄の姿に心打たれた。

 リストラの影で、生きるにも精一杯、家族が離れ離れになるというのは過去の話だけではない。今も、リストラによって悲しみを背負い、苦しい生活を余儀なくされている人々がいる。
 今も、貧困に苦しみ、中には生活苦に自殺をする人が年々増えている。誰もが幸せに生きる、そんな社会にならなければいけない。そうしなければならない。
 日記は「明るいともしびがいつかひかると信じています」と結ばれている。このともしびは、傍観しているだけではひからない。みんなの力でひからせなければならないだろう。

2003-08-11 REVIEW JAPAN 投稿

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