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zoom RSS 『火花』/高山文彦/飛鳥新社/「ハンセン病作家の短い生涯」

<<   作成日時 : 2005/05/22 16:14   >>

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 北条民雄の名前を最近よく見かける。ハンセン病作家の作品が見直され、その傾向は高まったのだろう。
 大正三年生まれの民雄は昭和十二年に23歳の若さでなくなる。この作品は思春期から作家を志し、ハンセン病作家としてデビュー、その後短い生命を終えるまでを描いている。

 小林多喜二の「不在地主」に影響を受けた民雄。私の好きな作家は小林多喜二で、中でも好きな作品が「不在地主」。他人事とは思われない。
 プロレタリア文学に魅せられながら、時代の弾圧のもとでその道が断たれると、「文学界」の川端康成に頼るなど、不可解さには少し閉口するが・・・。
もちろん、ハンセン病と知りながら民雄を支援した川端康成の行為は当時にあっては評価すべきものだろう。

 民雄の作品は、まだ読んだことはないけれど、そこにはハンセン病という中でのリアリズムがあったのではないだろうか。思想弾圧の嵐の中で、社会のそのままをリアルに描くことが許されないもとで、ハンセン病という一つの枠の中でリアリズムを示したことが社会に受け入れられたのか。
 この答えは、民雄の作品を読んでから考えてみたい。

 それにしても、民族浄化の掛け声のもとに、ハンセン病患者に対する非人間的扱いを続けた国家にあらためて怒りを感じる。
 ハンセン病患者の粘り強い、そして不屈の運動が勝利を得たことを忘れてはならないだろう。

2003-10-23 REVIEW JAPAN 投稿

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