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zoom RSS 『冬の標』 乙川 優三郎 中央公論新社 「真の自由に向かって」

<<   作成日時 : 2005/04/23 13:20   >>

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 幕末の時代が大きく移り変わろうとする時代、絵を描くことに生きがいを見つけた一人の女性。 しかし封建時代、身分や家という枠内での「自由」しか認められていない。
 とりわけ女性の自由はほとんど認められておらず、親の言いつけにより、絵を諦め、嫌々嫁ぐことに。嫁いだ夫が死んだが、子供がいたため、家という枠に縛られ続ける。

 絵を描き始めることにより、自立心を高めていく主人公。恋をし、将来を誓った人が幕末の混乱の中で殺されることに・・・。
 姑が死に、子が自立したその時、主人公は自分のために生きる決心を固める。絵に生きがいを求め、旅立つ姿が美しい。

 女性の家や性差別からの解放は、当時と比べれば大きく前進してきたとはいえ、まだ完全に開放されたとはいえない。
 女性の完全な自由がなければ、本当の自由な社会とはいえない。この作品は、そこまでは語っていないが、自由とは、生きるとは、を考えさせてくれる。
 乙川優三郎の作品を初めて読んだが、他の作品もぜひ読んでみたいと思った。

2003-04-27RAVIEW JAPAN投稿

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乙川優三郎 「冬の標」
乙川優三郎著 「冬の標」を読む。 このフレーズにシビれた。  いつか老いて孤独に震えるときがきたら、この眺めを思い出すに違いない。 ...続きを見る
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2005/09/18 17:05

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