今、再びマルクスに光
8月23日付け「朝日」が、「今、再びマルクスに光」という記事を掲載しました。「蟹工船」ブームが取り上げられた2008年には、すでに世界的に「資本論」が注目され、その後も日本ではマルクス関係の本が出版され続けています。遅かりし報道だと思うし、記事の書きぶりに首を捻りたくなる内容もありますが、それでもマルクス関連本の出版が続くもとで紹介されることに意味があります。とりわけ、この記事でも取り上げられている『若者よ、マルクスを読もう』はマルクス20代の著作を論じたもの、『経済学・哲学草稿』がマルクス26歳の著作であることを考えると、青年マルクスが注目されていることに注目できます。
先月、浜林正夫さんが『カール・マルクス』を学習の友社から発表しました。マルクスの思想について書いているのはもちろんですが、何よりも注目したのは人間・マルクスを書いていることです。わがままな子ども時代、酒を飲んで大暴れ、負けず嫌いで決闘で怪我もした学生時代、それから・・・。もうこれ以上は書きませんが、マルクスの評伝を数冊読んだ人なら知っていることですが、読んでいない人にとっては「えっー!?、マルクスってこんなに人間くさかったんだ」というようなエピソードがたくさん紹介されています。
そして、本書のもうひとつの特徴は「人間的解放」を最後まで追い求め続けたマルクスの思想が紹介されていることです。マルクスの「人間的解放」を求める思想は20代から光り輝いています。そして、その根本的考えがのちのちまでも貫かれていることが示されています。マルクスの思想を深く学びたい人には不十分かもしれませんが、マルクス入門、人間・マルクスを知り、そしてマルクスのそもそもの思いとは何かを知るための導きになる内容です。ぜひお読みください。
明日・明後日と片山津温泉に一泊旅行です。こう書くと「いいなぁ」と思うでしょうが、労働者にとっては極めて堅苦しい内容で、「行きたくない」会議の筆頭にはいります。でも、たくさん学ぶことがあるのは間違いなしなので、割り切って行ってきます。
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