桑原英武「治安維持法とわたし 戦前編」 普及のお願い

 治安維持法国家賠償要求同盟名誉会長で、現在も大阪府本部の理事会に出席している95歳の桑原さんが、同盟機関紙『不屈 大阪版』に連載中のものを同盟の要望で自費出版しました。
 桑原さんは、自らが治安維持法犠牲者で、二度にわたる逮捕・拷問を体験し、戦後「ふたたび戦争と暗黒政治を許さないために」と現役で闘っています。
 1933年の二度目の逮捕後、「医師に転向するために権力に頭を下げた経緯がありましたので、その気になれません」と自分史の執筆を躊躇しましたが、桑原さんの地下活動などの話は、桑原さん個人の自分史などではなく、当時の時代の中で生きた人々の息吹をも感じることができます。
 多喜二とも関わりがあった野田律太、多喜二の大阪での講演を聞いたという浅野猛府などの話もホンの少しだけ出てきます。(ホンの少しだけですので、期待はしないでください)多喜二が虐殺される時代を知る証言の書として参考になります。ぜひ、普及にご協力ください。

 本日あわてて読んで書いた未来書評は下記です。

http://khipu.jp/php5/show.php/47728

 桑原英武「治安維持法とわたし 戦前編」
      印刷・出版協力 日本機関紙出版センター
   一冊 1,500円

 購入いただける人は、次のいずれかの方法で申し込みください。「未来ブログを見て注文」とお知らせいただければ送料無料、とカーキー・ソルトさんから承諾いただきました。

 ①治安維持法国賠同盟大阪府本部あて 電話もしくはFAX いずれも06 6772 7555   
  塩田事務局長あてに
  桑原英武「治安維持法とわたし」購入希望 、「未来ブログを見て注文」とお伝えください。
  必要事項は、住所、郵便番号、氏名、電話番号、冊数

 ②未来メールアドレスあて
  未来メールアドレスをご存知の方は、桑原英武「治安維持法とわたし」購入希望と記入のうえ、①の必要事項をお知らせいただければ、私から塩田事務局長に伝えます

 いずれの場合も、書籍に郵便振込み用紙を同封しますので、到着後入金をお願いします。

この記事へのコメント

御影暢雄
2007年09月26日 20:57
 数日前、ワイフが「こんな本、売りつけられた」と、桑原英武著「治安維持法とわたし」を持ち帰りました。私は「麻布二の橋三の橋」を書くためのコンテ(代表場面のスケッチ)作りをしているところなので、GOOD TIMINGな資料が手に入ったとニンマリ。読んでいるうちに、家主さんが掲示板でかいていたのを思い出しまいした。本当に貴重な、暗黒時代の語り部の記録です。太田まち氏の「素手の女」とともに、十分読み込んで次の創作に生かしたいです。多喜二と同時代の地下活動とは、どんなものであったか、もうひとつの「党生活者」として読んでいるところです。
未来
2007年09月27日 06:01
あはは、私もたくさんの人に「売りつけて」います。
お役にたてて本当に良かったです。
御影暢雄
2007年09月27日 20:33
「治安維持法と私」を読み終えました。18才で、当時のエリートコースの旧制高校を辞めて、大阪の労働運動に飛び込み、非合法活動家→逮捕・治安維持法で服役。25才で岩手医専に入学、その後医者の道を歩まれ、戦後民医連運動の草分けとして貢献された人生は、まさに波乱万丈の物語です。奈良の岡谷病院・吉田病院、沓脱タケ子さんのことなど(昭和52年に耳原病院に講演来られた際、お話させていただきました。私はその時、製薬会社の営業マンでした。)書かれていて、興味深かったです。関西の民医連とお付き合いのある方は、是非読まれたらと思います。
関西医科大学が篤志家の寄付によって、女子医専として創学したことや、奈良市に陸軍病院があったこと(今の奈良教育大付近、志賀直哉邸の近く)など初めて知ったことも記されていました。
御影暢雄
2007年09月27日 20:54
しんぶん赤旗のホームページに、以前こちらの掲示板で書いた林田茂雄著「「赤旗」地下印刷局員の物語 わが若き日の生きがい」が引用・紹介されているのに、今日気が付きました。この本も、1930年前後の時代を知る貴重な資料だと思います。

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