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zoom RSS 『蟹工船』に吹いた風

<<   作成日時 : 2010/10/03 17:20   >>

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 中俣勝義氏『風のら〜ふる』(青風舎)という本が7月に発売されていました。中学校と医療福祉専門学校での教師生活の作文を活用した実践例の報告が詰まっています。著者の名前さえ知らないのですが、この中に『蟹工船』を読みながら現在を考える実践例があったので、読んでみました。

 現代の「労働」と「貧困」、そして「生きづらさ」の根本と将来への展望を、『蟹工船』を読み解くことで医療福祉専門学校生に考えてもらおうと7回の講座を行っています。興味ある人はぜひ読んで欲しいのですが、『蟹工船』講座の最初と途中、そして最後への学生の変化は注目されます。

 『蟹工船』の読み解きが終わった第6回目の講座が終わったあとの作文だけ紹介します。

 自分で自分を傷つけたことのある学生
 「とうとう今日で『蟹工船』は最後でした。昔の話をこうやって読んで、考えることができるのは、小林多喜二が命がけで書いてくれたからなんだと改めて思いました。話の内容はみなが、もう一度立ち上がったと言うところで終わっていて、なんか続きがありそうな感じでした。」「『蟹工船』を読んで学んだ、「あきらめずに立ち上がり続ける精神」は大切にしていこうと思います」

 児童相談所や施設で生活したことのある学生
 「今日の講義で、『蟹工船』は終わってしまいました。」「一番印象深かったのは最後のところです。『そして、彼等は立ち上がった。―もう一度!』。ここは鳥肌でした。この一文にいろんなものを感じた。この物語の結末、『蟹工船』の人たちの思い、多喜二の思い。そして込められた私たちへのメッセージ。『蟹工船』の結末とてもよかったです。『蟹工船』を教えてくださってありがとうございました。」

 著者は、次のようにこの項を締めくくっています。
 「人間関係が希薄な今こそ、『蟹工船』のように、労働者が団結して立ち上がる姿を学び取ることは大切だと言える。」

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