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zoom RSS 労働組合の「未来」

<<   作成日時 : 2010/06/17 22:35   >>

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画像 マルクス・フォー・ビギナー全5巻のうちの4巻目『賃金・価格・利潤』を読みました。帯には「労働運動が必要なわけを経済学で解明。働く貧困層がひろがるいま、必読の古典。」と書かれています。
 このシリーズの特徴は最初に解説があり、それが本文を読むための導きとなっていることです。@『共産党宣言』A『空想から科学へ』B『賃労働と資本』C『賃金・価格・利潤』D『フォイエルバッハ論』をこれから読もうとする人にお薦めです。私は5つとも新日本出版社の「科学的社会主義の古典新書」シリーズや国民文庫などで、何度も読んでいますが、この時代にあらためて読むと新鮮でした。

 『賃金・価格・利潤』の帯に書かれた、「労働運動が必要なわけを経済学で解明」とは、今日的にも、いや今日だからこそ、本書の神髄を表現しています。

 『賃金・価格・利潤』は、マルクスが1865年に第1インターナショナルでおこなった講演の手稿だということを踏まえて読むことによって、ますます今日にも通用する内容であるどころか、マルクスの講演の最後の主張は現代にそのまま問われていることだということがわかります。

マルクスは次のように述べます。

 もし資本との日常闘争で臆病にも屈服するならば、彼らは、そもそももっと大きな運動をおこす資格など、とうていもちえなくなることはまちがいないのであります。
 それと同時に、かつまた賃金制度にともなっている全般的隷属状態のことは全然べつにして、労働者階級はこれらの日常闘争の究極の効果を過大視してはならないのであります。自分たちはもろもろの結果とたたかいはしているが、それらの結果の原因とたたかっているのではないこと、下降運動に抵抗はしているが、その運動の向きをかえているのではないこと、一時おさえの薬をもちいてはいるが、病根をなおしているのではないことを、彼らは忘れてはならないのであります。


 そして、マルクスはつぎのことを決議案として提出します。

 労働組合は、資本の侵害にたいする抵抗の核心としては十分役にたつ。その力の使用に思慮分別を欠けば、それは部分的に失敗する。現存の制度の諸結果にたいするゲリラ戦だけに専念し、それと同時に現存の制度をかえようとはせず、組合の組織された力を労働者階級の最終的解放すなわち賃金制度の終局的廃止のための梃子としてもちいることをしないならば、それは全面的に失敗する。

 この最後の決議と、「労働組合―その過去・現在・未来」をあわせて読まれることを強く薦めます。なぜ、もっとも劣悪な労働条件の人々を組織することの重要性をマルクスは労働組合の「未来」の項で強く訴えたのか、私たちはマルクスがいう労働組合の「未来」に、いまこそ本腰をいれて取り組まなければならない時にきています。

 もちろん、極めて困難だし、そんなに簡単には事は進みません。私自身も現実の労働運動の現状とのギャップに葛藤し、もがき苦しんでいます。本当にしんどいです。しかし、このことなしに、私たちの最終的な勝利への道を切り拓くことはできません。
 いま、なぜマルクスなのか、本当にこのことが問われています。

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