未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『稲の旋律』最終章 旭爪あかね著『月光浴』

<<   作成日時 : 2010/02/03 23:45   >>

トラックバック 1 / コメント 0

 映画「稲の旋律〜アンダンテ」の最終章との帯のついた旭爪あかねさんの『月光浴』を読みました。『稲の旋律』『風車の見える丘』から、社会的視野も人間的奥行きもぐんと広がっています。そして心に響くことがたくさんありました。
 「歩く速さで、やさしく、愛情をもって」って、なかなかできないことだと思います。でも、どのような場合でも必要なのだと思います。誰もがすぐに行動し、即座に結果を出すことはそう簡単にはできません。活動家の悪い癖は、ついつい速効性を求めることなのかもしれません。さまざまな人間が生きるうえで考えなくてはならない、それぞれの多様性をどう考えていくことが必要なのか、そんなことも考えさせてくれました。

 私の現在の生活にも迫る言葉があります。

 労働者の生活と権利を守る労働組合で働きながらいや労働組合で働いているからこそ、土曜も出勤、日曜は会議、平日も八時九時まで職場で待機するという石渡。この世の中では、いまの日本では、「無理せず働く」という言葉は死語になってしまっているのだろうか。

 「労働組合で働きながら」と「労働組合で働いているからこそ」、この矛盾はどこから発生するのか。その本質にある社会的矛盾を知ったからこそ、描けることかもしれません。
 「歩く速さで、やさしく、愛情をもって」進むことを求め、そんな社会全体の合意を得るための社会的基盤を実現するために活動する労働組合活動家の姿、その相反する社会の一端の現実に言及したことは大きな前進だろうと思います。現実の社会の中での割り切れないものへ踏み込めたことはおおきいと思います。

 ここからは、そんな社会の矛盾を解決しようと願ういわゆる「活動家」のたわごとです。どんなにしんどい時があっても、休めない時もあるのです。私たちを頼りにし、私たちに期待している人がいることもあります。でも、何よりも私たちは、そんな仲間の期待に応え、なんとかしたいのです。
 そんな中で、短い人生を終わらせた仲間がいます。同志の突然の死を目の前にして何度慟哭したことでしょう。どれだけ涙を流したことでしょう。でも、私たちは自分のことだけを考えることはできないのです。だからこそ、これが原動力になるのです。

 弁証法的矛盾と社会発展の原動力。言葉じゃないのですよね。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「月光浴」旭爪あかね
「月光浴」は、「稲の旋律」の続編。「稲の旋律」は、私の大好きな小説でこのブログでも、はじめのころに紹介記事を書いています。⇒おすす&... ...続きを見る
心に残る本
2010/04/29 09:22

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『稲の旋律』最終章 旭爪あかね著『月光浴』 未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる