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zoom RSS 浜林正夫さん 権利を実力で勝ち取った労働者から学ぶ

<<   作成日時 : 2009/10/06 06:18   >>

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 昨日10月5日の「赤旗」の学問・文化欄の月曜インタビューに、このほど著した『イギリス労働運動史』への思いを語っています。
画像 未来ブログ8月27日記事で、『イギリス労働運動史』を紹介しましたが、昨日の「赤旗」記事を読んで、私の理解も深まりました。「権利を実力で勝ち取った英労働者、その強さや弱さには学ぶことも」と見出しがついていますが、「強さ」だけに学ぶのではなく、「弱さ」に学ぶこともあると思います。
 「蟹工船」の漁夫たちが1回目のストライキに失敗したあとに、その失敗の原因に学び、二度目は「マンマと成功した」ように。

 『イギリス労働運動史』のあとがきに、浜林さんは次のように書いていますが、いま、重要な視点だと思います。

 労働運動や労働者政党が衰退していく反面、核廃絶や環境保護や教育問題などに取り組む市民運動は発展を続けています。こういう市民運動と労働運動とがどのように連帯していくかがこれからの大きな課題となるでしょう。そのためには、労働組合もみずからの権利や生活を守るたたかいとともに、国民全体の権利と生活を守るたたかいに取り組むことが求められています。最近、企業の社会的責任が重視されるようになってきていますが、労働組合にもその社会的責任が問われているのではないでしょうか。

 歴史に学ばないものは当面の課題について場当たり的な対応しかできないのです。日本の労働組合も日本労働運動史の学習に取り組んでほしいものだと切望しています。

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 日本の労働組合の場合、私の経験から言えば、公務員労組はグローバルな視点が浸透しやすいのですが、民間は企業内組合ということが運動の弱点になることが多かったような印象をもっています。
 特に私の働いていた医薬費業界の場合、賃金実態は労使で表向きの数字と、うち向けの数字をもっているという奇妙な現象がありました。たとえば冬のボーナス要求60万と内外に組合が公表していても、実態(組合員すべてを対象)は80万とか。仮に突込みが外から入ると、60万は45歳以下の組合員対象でしたとか、係長以上の組合員は除いていましたとか、労使で言い訳を共有しているようなケースが多かったです。独占薬価制度が大手の製薬企業の高利益をもたらしていることを、いわば労使で過小評価する口裏を合わすということでした。日本の産業の中で、銀行や証券会社はかつて高収入の代表でしたが,今は製薬会社が高収入業種として生き残っています。
 私が組合役員のとき、ある自社品の薬が日本ではアメリカの3倍の価格なので、「もっと賃金を上げれるでしょう」と断交で述べたところ、会社側は真っ赤な顔をしてまともな反論ができなかったことを思い出します。
外国と日本での「内外薬価差」は、今後の国民医療改革の一つのテーマになると思いますが、日本の製薬会社労働組合の姿勢が問われるでしょう。
御影暢雄
2009/10/06 21:41
すみません、訂正ばかりで・・・。
前掲コメント6行目 医薬費業界→医薬品業界

 日本の医薬品業界「高薬価」薬事行政の背景に、厚生労働省からの大手製薬会社への天下りという、人脈が大きく働いているのは有名です。
 『薬害エイズ事件』の旧ミドリ十字は,厚生省との密着ぶりが露骨でした。官僚制度の中で、官僚OBが製薬会社重役になっていたら、どうしても製薬会社重役に天下ったOBには、厚生省現職の後輩は便宜を図る羽目になりやすいでしょう。『非加熱製剤』によるエイズ・肝炎感染の問題が、なかなか露見しなかった背景には、ミドリ十字〜厚生省の癒着関係が影響したのではないでしょうか。ミドリ十字は創業時、かの悪名高い731部隊の関係者が研究開発に携わったことも知られています。
 参考のために書きますと,ミドリ十字という会社は消滅しましたが、製品や社員は、現在の田辺三菱製薬に引き継がれています。
 厚生労働省と田辺三菱製薬は、ともに薬害再発防止のために努力することが望まれますし、過去の薬害事故についてはとことん、責任をまっとうすることが使命として課せられています。
御影暢雄
2009/10/06 22:49

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