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zoom RSS 生命誕生のロマン

<<   作成日時 : 2009/01/04 11:24   >>

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 本日の「しんぶん赤旗」に、生命誕生の謎に迫る実験結果が掲載されています。

 生命の源となった有機物は、太古の海へ降り注いだ隕石によって生じた可能性がある。

 物質・材料研究機構の中沢弘基名誉フェローは、隕石が落下して海と衝突したときに有機物が生じたのではないかとする、「有機分子ビックバン説」を提唱しています。

 東北大学の大学院生、古川善博さんたちが、この仮説を実験したところ、生命にかかわりの深い有機物の脂肪酸とアミンが、それぞれ数種類ずつ生成しているのを確認したそうです。詳しくは、本日の「しんぶん赤旗」科学欄をご覧下さい。

 中沢弘基さんの仮説をはじめて知ったのは、『生命の起源・地球が書いたシナリオ』(新日本出版社)を読んででしたが、本ブログにも次のように紹介させていただきました。(一部抜粋)

 http://f-mirai.at.webry.info/200605/article_36.html

画像 生命はいつ誕生したのか、地球以外の宇宙に生命は存在するのか。生命に関する探究は興味がつきない。これまで、生命の起源に関する本を何冊も読んできたが、それらの生命起源説を根底からひっくり返す注目の書である。
 生命の起源に興味ある人は必ず読むべし。これまでの「常識」がけっして科学的に十分説明できていないことに気づかされる。

 生命の誕生には、無機質から高分子、有機分子の進化を説明することが必要不可欠となる。その中の高分子から有機分子の説明にこれまでの説には矛盾が存在する。
 高分子の組織化による有機分子への進化が生命発生の瞬間を意味するが、ここに問題がある。高分子は水中では加水分解して、もとの分子に戻ってしまうのだ。だから、生命の誕生の瞬間である「高分子の組織化」は海中では単純にはできないのだ。これが化学的な解明である。

 そこで著者は、ダイナミックに流動する地球に注目する。化学だけで説明しようとすることに限界がある。地球そのものが変化していることに注目する。ダイナミックに流動する地球。一度しかない地球のダイナミックな歴史に着目した時、化学だけでは説明できない科学的思考が可能となる。生命の誕生を化学だけから説明するのではなく、地球の流動する歴史から推測した。

 結論は、「生命は地下で発生して海洋に出て適応放散した」という生命地下発生説を唱えている。まだ生命誕生の瞬間を証明できてはいないが、その推論と実験による検証、それらの具体的な記述に、そうではなかろうかと思わされた。
 他の惑星に水があるだけで、生命が存在するかもしれないと考える浅はかさにも警告を発している。

 生命誕生の瞬間を考えるうえで、画期的な説とて注目できる。ぜひ読むべし!本書を読まずして、生命誕生を語ることはできないだろう。もちろん、今の時点ではだが。


 今日の「しんぶん赤旗」には、「中沢さんは、生成した有機物は海底の堆積物中にたまり、そこでお互いに結びついて大きな分子ができ、やがて生命の誕生に至ったのではないかと考えており、さらに研究が続きます」と書かれていますが、ますます今後の研究が注目されます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 中沢説は、オパーリンの「生命の起源」(岩波新書)を発展させたもの考えてよいのではないでしょうか。オパーリンの説は約40年前には、非常に革新的な学説として日本で紹介された記憶があります。
 科学の本ではないのですが、マイケル・ドロズニン著「聖書の暗号」の中で、本来「聖書」はDNAに似て、ん二重らせんのような立体構造をもったものではなかったという指摘が書かれています。突飛な想像と切って捨てるのでなく、興味深い課題として今後の研究が望まれます。
御影暢雄
2009/01/05 11:19
オパーリンの提示した「分子進化の概念」は今でも基本的な概念として受け入れられていますね。
ただ、中沢さんいわく、オパーリンの「分子進化」は「進化」という言葉を使っていますが、「化学」反応の範疇にとどまっていて、「進化」を説明できないということです。

たとえれば、「化学」ではA+B=Cとなりますよね。
オパーリンの説ではこの繰り返しが「生命」発生に結びついたとされます。
これは、「自然選択のメカニズム」という「進化」の概念から不足するものがあります。
「進化」「自然選択」というには、A+B=D、や、A+B=E、が生じて、自然選択の結果DやEが残ることを考察する必要があります。

そうした考察と、地球のたった一度しかないダイナミックな歴史的流動に着目した結果の説です。
未来
2009/01/06 06:04

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