未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 垣根を越えられるか? 労働運動にも再構築が求められる時代

<<   作成日時 : 2008/12/21 15:27   >>

トラックバック 0 / コメント 4

画像 『学習の友』2009年春闘別冊は、「いまこそ労働者の出番」との大黒全労連議長のよびかけから始まっています。そして、最初の論稿は湯浅誠さんの「なぜいま反貧困運動なのか?」です。

湯浅さんは、

 「反貧困」の運動には、それぞれの政治的スタンスを超えた”垣根を越えた”運動であることが求められる。
 貧困とは「あってはならない」ものであり、格差と違って、貧困が「あってもいい」とは、誰一人言えないからだ。
 ”垣根を越える”というのは、何よりもその現状の危機感を表すメッセージである。
 同じエネルギーを使うなら、違いを見出すことよりも、一致点を見出すことに使いたい。
 貧困問題は、政治的立場を問わず、分野を越えて、広がっている。それに見合う形を作ること、それが「反貧困」の運動の要請であり、またそれこそが今運動一般に求められていることではないかと思う。

 と、「09春闘に期待する」ものとして書いています。

 他の執筆者も、今日の情勢や課題、取り組み方針などを書いています。でも、湯浅さんの問題提起にどれだけ応えているのか、現実の直面する問題にどう適確かつ迅速に行動していくのか、まだまだ不十分さがあります。
 「貧困・生活危機突破の大運動で、かえるぞ大企業中心社会」という運動を、これまでの枠を超えた運動にどう作っていくか、そのことが問われていると思います。私たちの想像以上のスピードで雇用破壊が進み、「あってはならない貧困」が拡大していることを認識に、そのスピードに対応する対策が必要だと思います。

 『國文學』1月号の中で、雨宮処凛さんが、

画像 具体的に、その人たちの問題に対しては対策が打たれていない。長くなれば長くなるほど、みんな疲れてくるし、疲弊してくるんです。ネットカフェで生活できていた人も、病気になって、路上生活者になったりだとかしてしまう。この時間が長引けば長引くほど、再起不能なほどに大変な人が増えるというのはありますね。

 と現状と問題点を語っていますが、具体的な対策とスピードが重要です。そのためには、迅速な行動が展開できる体制の確立も重要です。

 また雨宮さんは、同誌のなかで、「日本人が中国に派遣されて、コールセンターの仕事を時給300円でしているんです。」「その人の給料は5万円なんですが、ひと月の経費で5万八千円かかるんです。ですから働けば働くほど、借金になるという。」と語っています。

 今日、公務の職場で「官から民へ」との大合唱のもとで、こうしたコールセンターと銘打った市場化が進められ、来春も多くの自治体であたらな市場化がすでに検討されています。「官製ワーキング・プア」といわれる実態も放置できません。

 「貧困・生活危機突破の大運動」は、官民問わず、正規・非正規問わず、組織労働者・未組織労働者を問わず、スピード感を持ってすべての労働者・国民を巻き込む大きな運動にしていくことが喫緊の課題です。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
労働者も自分の給料だけ考えればいい時代じゃなくなってきたのかな。政治をイデオロギーでなく、研究する必要があるね。官僚の問題とか。リーダーの問題とか。
さくら博士
2008/12/21 15:46
 伊豆先生の「日々通信」に、20日付けでニュメッセージが掲載されています。多喜二の研究に長く従事されてきた伊豆先生も、今年「蟹工船」が大ブレークするとは予期しておられなかったと察します。
 私が多喜二について勉強を始めるきっかけになったのは、「早春の賦」の公演活動(釘崎康治氏の奈良での講演)を通じてですし、映画「時代を撃て!多喜二」の”草の根”の上映運動、佐藤三郎氏・未来氏のブログ、白樺文学館・多喜二ライブラリー、「蟹工船」エッセーコンテストといった営為が、「蟹工船」「多喜二」をよみがえらせる大きなベクトルを形成していったと理解しています。今年の大阪での「多喜二祭」の時、予想を上回る参加者が来られて、会場があふれんばかりになりましたが、私は自分たちの想像以上に多喜二への関心がものすごく広がっていると痛感しました。今振り返れば、2月の各地での多喜二祭が、今年の「蟹工船」ブームの序章だったように振り返ります。
 
御影暢雄
2008/12/21 22:01
 アメリカの経済危機によって、日本の製造業での”派遣社員切り”が大きな社会問題になっています。先日、大阪の大手書店では”まだまだ売れています、「蟹工船」”というポップとともに。「蟹工船」が平積みされていました。不況の深刻化によって、さらに「多喜二」「蟹工船」が注目される傾向が深まっているようです。
 マスコミの論調も1929年大恐慌と、その後の日本の「ファシズム・戦争」へ足取りを、現代と比較検討する動きが活発になっています。大変な時代を来年迎えそうですが、私自身は「蟹工船」を拠り所にして、国民が危機を打破する「統一戦線」を組んでいける道を考えていきたいです。
御影暢雄
2008/12/21 22:15
御影さん、本当に熱心に勉強していますよね。いつも感心します。
「蟹工船」ブームから、いよいよ多喜二の火を継ぐ実践へと足を踏み出す時期にきています。私たちは何度でも立ち上がり続けないといけませんが、ただガムシャラだけではいけないですね。
科学的な眼を持って、実践と検証の結果を繰り返しながら、前進していくべき時でしょう。
「統一戦線」の問題は重要です。これを理論的にも実践的にもどう突破していくか、いますぐ取り掛からなければならない課題です。しかし、これは根深い問題を常にかかえていますからね。さて、さて、どうしていくべきか・・・。
未来
2008/12/23 16:13

コメントする help

ニックネーム
本 文
垣根を越えられるか? 労働運動にも再構築が求められる時代 未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる