未来の小林多喜二

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS またまた「蟹工船」が!

<<   作成日時 : 2008/05/14 20:25   >>

トラックバック 0 / コメント 5

 今度は、「産経」が「蟹工船」ブームについて記事を掲載しました。5月だけで、「読売」「朝日」「産経」と「蟹工船」ブームに着目し、連鎖のように記事を掲載しています。本日の「産経」の紹介は、またまたすばやく紹介している島村先生のブログを読んでいただきたいと思います。今回のブログ記事はかなり踏み込んだ内容になっています。それぞれの人によって受け止め方に違いがあるだろうし、よく考えるべき問題も提起されています。ぜひ一読のうえそれぞれの人が考えていただきたいと思います。
 http://blog.livedoor.jp/insectshima/archives/51624544.html

 さて、昨日の私の記事に島村先生からコメントがあり、aiさんからも「根っこ」の問題でコメントが書きこれました。aiさんは「ブームを生む根っこをどう捕らえるか」と省略しているのですが、島村先生は「『ブーム』を生む根っこは間違いなくある。そこをどう捕まえるかだと思います」と言っています。
 同じようなのですが、少し違いますね。ひとつは「ブームを生む根っこは間違いなくある」ということを言っています。ここで私は、ただのブームではないし、そうあってはならない、ということを考えます。ただのブームではないのが「根っこ」です。しかし、「読売」「朝日」「産経」はブームに着目し、「ワーキングプア」や「格差社会」「貧困」問題の中であらわれた「現象」としてしか見ていないと思います。
 もちろん、それも「根っこ」のひとつにあることは間違いないのですが、それをどう捕らえ、もっと深い「根っこ」をいかに捕らえるかが、いま必要になっていると思います。
 私は「人間の尊厳」を踏みにじる資本主義社会の「本質」への知らず知らずの憤りが、ひとつの「現象」として「蟹工船」ブームとして現われていると思います。その「現象」だけを見るのではなく、「根っこ」「本質」を捕らえることが必要でしょう。

 そこで、島村先生はブログ記事で、「共産主義」を括弧つきとしてながらふりかえりながら、「『共産主義』に賭けられた「20世紀の夢」までも手放したくはないと、ぼくは思う」と締めくくっています。かなり省略した内容になっているので、誤解を生まないようにしながら、「共産主義」に関しては誤解を招かざるを得ない内容にもなっています。
 私のペンネームは「未来」なのですが、「未来自由」というペンネームを使っている場所もあります。そして、私のアドレスが「mirai」でなく「f-mirai」だということにお気付きでしょうか。私の「未来」は、「自由」を希求しています。ひとりよがりの「自由」ではなく、誰もが相互に尊重される「自由」です。マルクスとエンゲルス、彼らはそれぞれが違う表現であっても、同じ「自由」を求めていました。
 もともと共産主義というのは、この人間相互が尊重し尊重される社会を目指しています。エンゲルスのいう「必然性の国」から「自由の国」を今一度考える必要があると思います。いま、「蟹工船」、小林多喜二に脚光があたるのは「必然性」からであり、「自由」だからではないのです。

 あちゃー、これやりだすと長くなるので、本日はこれでやめます。それにしても、いま「共産主義」を語る島村先生の問題意識、問題提起に注目しています。島村先生のように読者を意識しながら「共産主義」を語ることは大切だと思います。訳あって島村先生のブログがコメント受け付けていないのが残念です。島村先生のブログで公開討論すると、お互いに認識が深まるのではないでしょうか。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
本日も丁寧なご紹介、ありがとうございます。

ところで、本文「日経」ではなく「産経」です。でもひょっとしたら「日経」にもでるかもしれませんね。
Prof. Shima
2008/05/14 23:10
さっき、コメントを入力してからずっと、他のことをしつつも、頭のすみに、「根っこ」について考えてました。「女性のひろば5月号」の「基地ある限り苦しみは終わらない」という記事の中に、「米軍でさえ有罪にする事件を日本側が起訴できない問題の根っこには地位協定がある」という指摘がなされてて、また「根っこ」について考えをめぐらせてました。
芋ほりのようにいいものが出てくるなら楽しい作業だが、これは楽しんでる場合ではないと思ったとき、ハッとしました。うすらぼんやりと、根っこの正体が浮かび上がってきた時、この記事がアップされてて再び島教授のブログ記事とあわせて、また考えさせられました。
生きにくさの原因を何かに憑かれたように探ってますが、結局ソレにいたるんですね。
「蟹工船ブームという現象」としてとらえると、本質の上澄みもしくは外面のあわられをなぞってるにすぎなくなってしまうけれども、「蟹工船が再び脚光があたるという必然および本質」としてとらえるならば、根っこを捕らえられるということですか。この程度の思考でここは一旦休止します。
ai
2008/05/14 23:11
本日の「毎日新聞」夕刊にもでていましたよ。
すごいですね。
UEDA
2008/05/14 23:17
ついでにいうと「日経」夕刊にも出ています。
UEDA
2008/05/14 23:18
あちゃー。別のこと考えていて間違えてしまいました。本文訂正します。
それにしても「毎日」「日経」夕刊にもとはすごい。
未来
2008/05/15 05:57

コメントする help

ニックネーム
本 文