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zoom RSS 野崎まいりは隠れキリシタンの船上復活祭だった!?

<<   作成日時 : 2008/05/12 06:19   >>

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画像 いや〜驚きました。神田宏大野崎キリスト教会牧師の『野崎観音の謎』を読んだのですが、読めば読むほど興味深くロマンあふれる内容でした。
 野崎観音の寺は、戦乱のなかで1565年に全焼して荒廃していたものを、青巌和尚が1616年頃に復興したというのですが、この青巌和尚が何者であったかわからないというのです。そしてこの地域が河内キリシタンの最大の地で、修道士ロレンソの話を聞いた三好長慶幕下の武将73名が、河内飯盛城で集団洗礼を受けたとあります。このことは『フロイス日本史』に記述されています。

 そこで、キリシタン弾圧のために大量処刑された場所が「八幡山」という飯盛山に連なる小丘なのですが、野崎観音はこの処刑場=「聖地」に向かって礼拝する角度に本堂があります。これが偽装礼拝ではないかというのです。
 さらには、河内キリシタン最盛のころに行われていた盛大な「復活祭船上パレード」の復活版が野崎まいりではないかといいます。いやはや驚きました。すべて後付けなのですが、それ以外にも本書に示されているものの多くが符合していくのです。

画像 野崎観音の本尊は、マリア像に似たマリア観音だといいます。写真の右が野崎の観音、左は加西市野上町にある大日寺の観音像です。。写真を見ると手の位置などが極めて似通っているし、龍を踏みつけたマリア像が実際に外にはあることや、左の像の頭には宣教師が立っているのですが、野崎観音像の形が非常に似ています。

 また、鐘楼の中に十字架が刻まれている。野崎観音にある常夜灯には「肥前国平戸住 紙屋和三郎」と書かれているがエールではないか。などなど。
 実証されるものは何もないのですが、どれもこれも符合するというところに惹きつけられました。最初は眉唾と思っていたのですが、ひとつのロマンとしてみると大変興味深いです。いまでは、さらなる研究が進むことを願いつつ、この本に書かれたものを自分の目で確かめてみたくなりました。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
なんとまぁねぇ!!状況証拠とはいいながら、まことに興味深いことですね。いや、河内という地域の歴史を考えると、まんざら「とんでも話」とばかりはいえないかもしれません。少なくとも河内キリシタンの存在を再認識させるきっかけにはなるのではないでしょうか。

楠正成といい、今日の「河内音頭」といい、この地域にはそういう土俗性と反逆性を結ぶなにかを感じます。いつか訪れるチャンスがあればと思います。
Prof. Shima
2008/05/13 00:09
河内と長崎・五島のキリシタンをつなぐ存在として、盲目のイルマン、琵琶法師ロレンソの役割が大きかったようですね。

ところでこのイルマン・ロレンソ、村山知義の「忍びの者」その2「五右衛門釜煎り」の巻に登場します。第1巻で恋人・カシイを失い全身に大火傷を負ったタモという女性を助け、キリスト教に導くのがロレンソ。また伊賀忍者の頭目・服部半蔵も、この小説の中ではキリシタンとして、ロレンソに信仰上頭の上がらない存在に書かれています。

村山知義の「忍びの者」は、伊賀忍者の秘密の組織から始まって、五右衛門の処刑、秀吉の朝鮮侵略、関が原の戦いから真田昌幸・幸村、十勇士の活躍を交えて、大阪の陣にいたる、戦国の世を「忍者」という存在を軸に描いた大河小説です。かつて「赤旗」に連載され、山本薩夫監督が映画化もしました。機会があればまたこの小説にもふれてみたいです。
Prof. Shima
2008/05/13 01:08
そうなんですよ。本当に興味深い歴史が身近にありました。私の興味がまたまた増えてしまいました。
島村先生も大阪とは縁が深くなりました。ぜひ今度はゆっくり時間を取ってお越しください。大阪に来たら飲むのも大切ですが(笑)
それまでに、私も調査しておきます。

「忍びの者」は岩波現代文庫で全5巻の長編ですね。以前から興味あったのですが、島村先生の紹介を読んでますます読みたくなりました。本棚には山のように本があって、いつになるやら・・・ですが。
未来
2008/05/13 06:31
では隠れタキジファンはいかに。
友人にイラク戦争や年功序列制度の話題をふって、しゃべり続けてたら狂人あつかいされました。確かにフツウの妙齢(?)の女子がする話題ではないかも。
かといってフツウの女子のフリをして話をあわせても、ぽろっと仮面がはがれやすいので無駄なあがきです。一度ソレで、裏表ある人間扱いされました。
喫茶店で、隣の席に二十歳前後のさわやか系カップルが座ってって健やかな話題が耳に入ってくるので、ぐええって感じになりました。
彼女の方も、かわいくオシャレしてて、もう彼もキミに夢中だね! って思いました。この彼をキュウウンとさせるしゃべり、私には再現できませぬ。
そのことを、もと共産党員の友人に話したら、「まさに真水を食らうってやつだよ」とのこと。この方は、ちょっとでも多喜二の話をするとアレルギー反応を起こして、「いいか、多喜二の小説は共産主義の思想なしには語れないんだぞ!」と説教してきます。
ai
2008/05/13 08:37
なのに本人は「蟹工船」など、多喜二の小説は読んだことないといふ。おいおい〜。。私は隠れキリシタンならぬ隠れタキジファンになりますか。
そうさ、私はしょせん、泥水に生息する存在。違う生き物さ。
ai
2008/05/13 08:37
前から思ってたのですが、未来さんの書斎を見てみたいです。機会とお金があったら、めいさんと見にいってみたりして。
友人でやはり、一日一冊は本を読む人がいて、本の置き場がなくて、天井裏にも積み上げ、自分の部屋も床にびっしりな並べておくしかなく、本の上を渡り歩く状態だといいます。四方が本とは。
ai
2008/05/13 09:05
村山知義、そのような小説も書ける人だったのですね!ビックリ!キリシタン弾圧と、共産主義者弾圧を重ねて「沈黙」を読んだことが思い出されます。。
aiさん♪未来さんのウワサの(?)書斎大公開の日が楽しみですね(?)^^
めい
2008/05/13 16:23
昔・昔。。映画「忍びの者」観ました。
「村山知義」原作だったと思いますが。
「私:若者」のころ講義を受けた記憶?有(^.^)
akio
2008/05/13 17:28
私もこの本を面白く読みました。
はじめまして。鎌倉でお散歩を極めたい亀子と申します。
キリシタンの精神がやがて労働運動になっていく姿を
北鎌倉の風景から想像しています。
今回石川五右衛門で検索して来ました。
私と視線が似ていて嬉しくなりました。

+亀子++++++++++++++++++++
kamekokishi@mac.com  鎌倉、まぼろしの風景
http://homepage.mac.com/kamekokishi/kamakura.html
+++++++++++++++++++++++

亀子
2009/02/15 14:48
はじめまして。
歴史のロマンって楽しいですよね。

ずっと歴史は続いています。
その歴史はどこかで繋がっているものです。
そのうえに現代があるのですよね。
未来
2009/02/15 18:56

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