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zoom RSS 仲間と学びながら成長しよう 『経済』5月号のメッセージ

<<   作成日時 : 2008/04/28 19:37   >>

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画像 『経済』5月号を読み始めました。まだ全部を読んではいないのですが、最初の論考を飾るのは金子ハルオさんです。このページ数で『資本論』の魅力を語るなんてすごいと思いました。「資本主義の病気」の根絶に対するマルクス経済学と、副作用のある「対処療法」の近代経済学の限界というか問題点を的確に示していて、ウンウンと頷きながら読みました。
 ところで、マルクスが「学問にとって平坦な大道はありません。そして、学問の険しい坂道をよじ登る労苦をいとわない人びとだけが、その輝く頂上にたどりつく幸運にめぐまるのです」との注意はとても励ましになります。20歳の時には3ヶ月で読んだ『資本論』の再読破を40代で再挑戦しましたが、2年かかりました。その後、2年かかって『資本論草稿集』を読破しました。でも、そう簡単に「幸運」にはめぐまれそうもありません。次々と険しい道をよじ登らなければならないようです。それもまた楽しいことなのですが、『経済』5月号のこのあとの座談会や論考には、このことへの光明がはっきりと示されています。

 座談会には私がもっとも注目し、各分野からも注目株の石川康宏神戸女学院大学教授の登場です。熱い思いを端的にわかりやすく歯切れの良い内容とテンポで語る口調と、聞く人の心に迫る力強い語りが最大の魅力の人です。時々大胆な事を軽々と言うのですが、それがけっして誇張でもなんでもないのです。経験と真実に裏づけされた確信をもって語っているのです。
 本座談会でも少し炸裂していました。「学びのスケールの問題も重要です。学生時代には『1年で本棚一本分の本を買う』。これくらいを具体的な目安にしてほしいと思います」と平然と言い放ちます。本棚の大きさにもよりますが、私の現在の1年の購入本が200冊超で本棚1本分なのですが、年間40万円が本代です。こんなこと学生にできるはずがないと思うのですが、「『いまの自分に読める本』だけでなく、『将来読めるようになりたい本』を早めに手元におくことも大切です。それを時々手にすることが、学びの意欲を高めたり、自分の知的成長を確認する手段になりますから」と言い放つのです。でも、いまになってはそのとおりなのですよね。
 この座談会で注目したのは「仲間とともに学ぶ」ことの重要さです。このことは上瀧真生さんの「世界をつかむ―マルクス経済学を学ぶ」で触れたいと思いますが。石川教授の「学問は楽しいものです。楽しいからどんどん学べるし、そうやってどんどん学ぶことが、将来いろいろな形で多面的につかえる頭を鍛えることにつながっていきます」「自分の成長に限界をもうけないことが大切だと思います」という語りは重要だと思います。本当に学ぶことが楽しくなるような人生を生きたいと思います。私は学ぶことが本当に楽しいです。

 上瀧真生さんの「世界をつかむ―マルクス経済学を学ぶ」もマルクス経済学の魅力を語っているのですが、「仲間とマルクス経済学を学ぶ」が一番印象に残りました。
 「私がマルクス経済学の魅力に気づいたのも、また、その後、その研究を続けてこられたのも、自分一人の力ではなく、仲間との議論を通じてでした」「何よりも自由な議論そのものが楽しいし、私たちを解放してくれます。現在私が研究を続けていくうえででも、仲間の存在は大切です」
 「ですから私は期待しています。この小論を読んでくださったみなさんが、身近な仲間と一緒に、マルクス経済学の学びの一歩を踏み出してくださることを。」

 このとおりなのですよね。ひとりではできそうもないことを仲間とのつながりや連帯があってこそ、やり遂げることができるのですよね。どれほど仲間が大切か。ましてや共通する目標をもった仲間とともに「自分の成長に限界をもうけ」ずに学び、人間らしく生きることを追求することが大切なんですね。
 「学習の友」5月号の「多喜二が成長し続けたように、私たちも仲間と一緒に成長し続けよう!」は不十分ながらもこんなことを言いたかったのでしょうね。各誌5月号が多喜二を取り上げ、それぞれの記事が根元で繋がったものであることを喜んでいます。

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「それは、あの記事から始まった」となるように
ブログ「未来の多喜二」さんで、5月号の紹介をしてもらっています。 「仲間と学びながら成長しよう 『経済』5月号のメッセージ」&nbsp;というコチラの記事です。  同記事では、「... ...続きを見る
マルクス Bon appetit!
2008/05/01 11:50

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
再度、ありがとうございました。
石川さんの座談会の中で、学生の方から「自分の学び方を反省させられた」という言葉もありました。現在の学生生活、大学の環境では、自然に学ぶ集団が見つかりずらい面もあると感じます。「目的を同じくする仲間と、ともに学ぶ」場をつくること、その活動にさらに光を当てていきたいところです。
『経済』編集部
2008/05/01 11:48
お手数をおかけしました。
ありがとうございます。
未来
2008/05/02 05:16
「経済5月号」読みました。
今、僕たちは「蟹工船」の中にいるの記事で、「僕は男としての多喜二に惚れてしまいそうになった」という一文が一番胸に響きました。男ですら惚れる多喜二。女ともなればなおさらではないか!と、熱く胸にこみ上げてくるものがあります。
「経済学は<労働問題>の何を明らかにするのか」を読んで、今さら実は分かってるつもりでわかってなかった資本主義とは何ぞや?がいくぶん解消されました。経済学には興味がなく、とっつきにくく感じてましたが、実は生存に密着した分野なんですね。それが分かってたら、学生時代にモット「政治経済」の授業を熱心に聴いてたろうにと悔やまれます。
ai
2008/05/13 08:05

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