未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 久々の読書三昧

<<   作成日時 : 2008/04/20 15:52   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像 本日は本当に久々に読書三昧の日を過ごしました。朝5時に目覚めて、新聞配ったあとは『前衛』5月号の不破哲三氏「小林多喜二 時代に挑戦した五年間」、岡村洋子氏の「三重近代文学研究序説 ― 『戦旗』防衛巡回講演会をめぐって ―」を読んで、9時半頃定期券を買いに行った後は、私の趣味の世界に入りました。

 私の好きな哲学者の一人である岩崎允胤氏の『ヘレニズムの思想家』/講談社学術文庫を約半分、生誕地の歴史調査の一環として末田智樹氏『藩際捕鯨業の展開 ―西海捕鯨と益冨組』/御茶ノ水書房を約半分読んだところで、親戚が来訪。しばらく雑談して、鶴見緑地に妻と出掛けたのを潮に、読書タイム終了です。
 他人からは『ヘレニズムの思想家』や 『藩際捕鯨業の展開 ―西海捕鯨と益冨組』なんて本を読むのがなんで休養になるのかと思われるのですが、私にとってはこれらの本に没頭しているときが、ひとつの息抜きの時間なんですよね。

 岩崎允胤氏が古代ギリシャの哲学は「わたくし自身にとっても思想的な故郷」というように、古代哲学は、「いちばん大切なことは、たんに生きることではなくて、よく生きることであり、「よく生きること」と「美しく生きること」と「正しく生きること」とは同じであるという思想」として出発しているのですよね。だから哲学は、自然をありのままに見る、自然のなかの人間を問う、唯物論として出発したのですね。もちろん、時代的制約はあり、その後は唯物論と観念論の闘いとしての弁証法によって、現在の唯物論があります。そして、唯物論と観念論の弁証法はこれからも続くのでしょう。

 西海捕鯨については、専門家以外あまり知られていません。ましてや益冨捕鯨については興味ある人にしか知られていないのですが、一時は日本一の捕鯨量で栄え、他では見られない形態を構成していました。
 ところが、益冨捕鯨や生月島・益冨家について書く人はどうしても贔屓目で見る傾向があり、伝聞や伝承を活用する傾向が多いのですが、本書は益冨家などの資料を立体的に分析することによって、これまでにない実体を浮き彫りにしています。
 突取法から網取法への転換について、西海捕鯨の一部や益冨捕鯨が発祥の地という言伝えが誤りだということを、事実に基づく調査によって明らかにしようとしたところに注目しています。あまりにも言伝えなどによって語られていることが多すぎることに、縁ある一人として悲しいことだと思っていましたが、このように事実が明らかになってこそ、真実を知ることができて喜ばしいことだと私は思います。
 祖先を美化したい人たちにとっては不愉快なのかもしれませんが、やはり真実を明らかにしてこそ、知る意味があると思います。

 ところで、本書で益冨捕鯨が近世後期において「資本の道」を進んだからこそ、日本一の捕鯨量と隆盛を誇ったとの分析に注目しました。これまで、他の捕鯨地とは違う組織形態の一部が注目されていましたが、これは益冨捕鯨を考えるうえで重要な考察として研究に値します。
 本書のタイトルに、「藩際捕鯨業」という言葉がありますが、藩を超えた生産のあり方と貨幣の流通、商品の流通実態の調査は本当に注目されます。近世から近代への資本主義形成過程のひとつの現われとして見過ごすことのできないものかも知れません。

 最後までお読みいただいた方、私の興味にお付き合いいただき、ありがとうございます。これが私の息抜きになりますので(笑)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
久々の読書三昧 未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる