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zoom RSS 必ず読むべし!「私たちはいかに「蟹工船」を読んだか」

<<   作成日時 : 2008/02/09 21:22   >>

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 本日、「私たちはいかに「蟹工船」を読んだか」が届きました。その場で8冊が売れました。昨日の「しんぶん赤旗」を見た人がすぐさま購入されました。それだけでも反響の大きさが伺われますが、この中身がまた凄いです。
 香山リカさんが、「私はひそかに、今の若者たちにはプロレタリア文学の代表作である『蟹工船』の世界を理解するのはむずかしいに違いない、と思っていたのだ。たとえ優等生的な若者が頭で読みこなしたによせ、誰の一方的な支配を受けるなどという状況を実感し、そこから自分の言葉で何かを考えることなど不可能ではないか、とも考えていた」「しかし、一篇、二篇と読むうちに私はすぐに自分の先入観が誤っていたことに気づき、そして恥じた」と書いています。この「恥じた」という率直な意見が、この一冊に収録されたエッセーの素晴らしさを物語っています。
 私はすべての年代の人に読んで欲しいと思いますが、とりわけ労働運動などの前線で活動している人に読んで欲しいと思います。自分の体験や先入観だけで現代の青年をとらえていないか、労働者全体の状況を本当に把握しているのか、それこそ優等生的な頭だけで考えていないか、このエッセー集を読んで「恥じる」人はたくさんいるだろうと思います。
 でも、「恥じ」てもそれを力にすれば、「恥」でもなんでもありません。そのことが次の一歩に必ず結びつきます。勇気を与えてくれる小林多喜二の文学と生き様、それにさらに勇気を与えてくれるのがこのエッセー集です。
 みなさん、ぜひ読んでください。自信をもってお奨めします。とても言葉に現すことのできない素晴らしいエッセーが詰まっています。

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
未来さん、お勧めありがとうございます。選考委員長としても、手前味噌でなく、お読みいただく値打ちのある本だと思います。どうぞ自ら手にとってお読みになり、また知人、友人にお勧めくださいますようお願いします。
Prof. Shima
2008/02/10 23:53
本当に読む「値打ち」があると思います。
正直言って、ここまで素晴らしいエッセーが集まったとは思いもしませんでした。
未来
2008/02/11 08:05
 水島宏明著「ネットカフェ難民と貧国ニッポン」(日本テレビ刊.952円)が出版されています。赤旗日刊紙2月10日「本と話題」に、小池参議院議員が評論文を書いています。”「精一杯の青春や背景にも迫る力作」”「ネットカフェ難民」という言葉の「生みの親」による本書は、雇用破壊の究極である日雇い派遣、ネットカフェ難民の実態と本質に迫る力作です。本書に登場する「シュウジさん」「ヒトミさん」「カズオさん」らの生活はとてもリアルで切実です。話を聞き出すのに、著者はネットカフェの前で2ヶ月近く「聞き込み」を続けたとのこと。私もネットカフェに行きましたが、よくぞここまで取材できたものだと感心します。…ヒトミさんの手帳には「強くなる」「泣かない」「我慢する」と書かれていました。これを書いて「気持をあげる」「自分に言い聞かせるため」とつぶやく彼女に、著者は「身震いして動けなかった。こんな思いをして毎日を精一杯生きている18才がいる。想像以上の出来事だった」といいます。著者には、必死に現実と向き合おうとする若者の希望を打ち砕く雇用破壊と、難民を生み出す戦争が重なり合っています。”
御影暢雄
2008/02/11 11:13
白樺文学館HP多喜二ライブラリーに、「蟹工船」エッセー・コンテストにネットカフェから応募し、入選したH・Tさんに対する呼び掛け文が掲載されています。本人の住所・電話等、連絡先が不明で、入選したものの表彰式の案内等が発送できずにいるそうです。
 多喜二は「最後のもの」を郷利基の名前で雑誌懸賞小説に投稿したものの選外となりました。後々、お蔵になっていたその作品を発見して気に入り、掲載した雑誌編集者が、「郷利基君、名乗り出よ!」と誌上で呼びかけたエピソードを思い起こさせます。
御影暢雄
2008/02/13 21:29
 本日の朝日新聞朝刊に、コンテストの選考委員に参加した由里幸子氏が”「蟹工船」重なる現代”というタイトルで、寄稿されています。以下に、その要約を紹介します。
”今年は作家小林多喜二の没後75年に当たる。代表作「蟹工船」ん地獄のような労働と。ワーキング・プアと呼ばれるような現代の貧困労働者との類似性が、最近注目されている。(コンテストの)大賞は、東京在住の25才の女性の「2008年の「蟹工船」」。派遣・パートなど多様な働き方が奨励された結果、セクハラも加わって女性の友人たちが住まいを失ったり、休職に追い込まれたりしている姿を訴える。「蟹工船」の奴隷のような労働者が立ち上がれたのは共有する何かがあったからで、いまは「目に見えない誰かによって一人一人撃ち殺されている」。
 連絡先不明でネットカフェから応募した一人は、派遣労働者は、「生かさず、殺さず」の扱いを受け、「足場を組んだ高層ビルは、真冬の海と同じで、落ちたら助からない」と書きつけた。ある中国人学生は、「中国では、貧富の差が激しくなっている」、と。グロ−バル化によって経済格差や若年労働者の問題がどこでも共通する。”
御影暢雄
2008/02/14 10:19
小林先生の後継者のようなH・Tへの呼びかけを、リアルで観察していたものです。今、H・Tさんは、ブログを書かれております。どんな方なのかわかりませんが、ユニークであり、強い気持ちも感じます。社会に蔓延する問題は、僕達が呼びかけて解決していきたいと思います。
佐々木
2008/10/22 21:01
佐々木さん、ありがとうございます。
H・Tさんのブログを拝見したいです。
未来
2008/10/23 05:27
ペンネームとはニュアンス違いますが、美容師です。私たちはいかに『蟹工船』を読んだか、H・Tさんのブログで興味を持ち、購入致しました。親近感はありませんが、現実は厳しいとよくわかりました。蟹工船ブームは、来るベクしてきたのですね。
労働者
2008/11/19 11:23
トヨタの大量雇い止めが始まっています。とんでもないことです。
蟹工船ブームは、「ブーム」ではありませんね。来るべきしてきた、そのとおりですね。
現実を変えなければなりませんね。
未来
2008/11/19 18:47
悲しい話だけど、さっき蟹工船のH・Tのブログが、終了と聞いて、見たけど打ち切りみたいです。蟹工船ブームは、結局悲しい結末ですね。お疲れ様H・T
サムソン
2008/12/04 20:45
H・Tさんブログはネットカフェの広告として行われているのでしょうか。
蟹工船ブームは終わらないでしょう。ネットカフェの住人といわれる人がなくなるように人々のエネルギーが広がりつつあります。
私も微力ながら頑張ります。
未来
2008/12/05 18:48

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