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zoom RSS 「『資本論』から哲学を学ぶ」と「物語労働者階級の誕生」と多喜二初期作品

<<   作成日時 : 2007/10/02 06:21   >>

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 9月に学習の友社から出版された2冊の本に注目しました。一冊は注目している哲学者・牧野広義さんの「『資本論』から哲学を学ぶ」。もう一冊は浜林正夫さん「物語労働者階級の誕生」新装版です。この2冊の本は、資本主義の本質がよくわかるように書かれています。
 前者は『資本論』の入門書としても読めますし、マルクスの豊かな思想を学ぶことができます。同時に、「人間」と「自然」の関係をマルクスはどのようにとらえていたかを、牧野広義さんの最近の著者でも研究されている「本源的価値」という視点から強調され、興味深い問題も示されています。後者は、労働者が資本によってつくられたものであることがわかりやすく書かれています。「女工哀史」の項で、労働者の「食べさせて」という切実な要求から、資本の本源的蓄積をもわかりやすく書かれています。

 この二冊を読んで、「生きる」ために必要な「食べる」こととの関係で多喜二の作品を思い浮かべました。多喜二の初期作品にはこの点がよく書かれています。
 「歴史的革命と芸術」では、「人は生きている。そして生きて行かなければならない。生きていることが凡てのものの根本である以上、そのための衣食住は何も措いても第一義的な事でなければにらない。従って、この事を考えずして宗教も、芸術も、哲学もあり得ないのである」と書き出されています。この論考の中には首をひねるところもありますが、「食うこと」が「マルクスの唯物史観の根本原理のアウトラインである」とあります。生産関係という言葉を使えば難しくなりがちですが、「食うこと」の関係といえばわかりやすくなります。多喜二が自分の言葉で社会の本質をつかもうとしていたことがわかります。
 『老いた体操教師・瀧子其他 小林多喜二初期作品集』の発売を機に、初期作品を読み直してみようと思いました。

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