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zoom RSS シリーズ日本近現代史

<<   作成日時 : 2007/06/29 05:38   >>

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 以前に岩波新書からシリーズで発刊されている「シリーズ日本近現代史」について書き込みをしました。今月、その第五巻が発売されたので読みましたが、幻滅しました。
 岩波書店はこのシリーズを「家族や軍隊のあり方、植民地の動きにも目配りをしながら、幕末から現代に至る日本の歩みをたどる新しい通史」をうたい文句にしていました。しかし、この第五巻はまったくそのような視点がありません。それぞれの巻の著者が違うとはいえ、ここまで趣旨と違うものを発行していいものでしょうか。岩波書店の姿勢を問いたくなります。
 歴史認識が問われる現在、侵略戦争の真実に目をそらすような記述に憤りさえ感じます。また、侵略戦争に反対した者がいなかったような印象を与える記述もあります。著者自身が「赤点」だと記しているが、そんな本を読まされるものはたまったものではありません。
 以前、「シリーズ日本近現代史」に注目、と書きましたが、第五巻は幻滅しました。

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山田清三郎の第2回プロット大会での多喜二の挨拶の思い出を紹介しましたが、江口かんの思い出も紹介します。古くからの多喜二研究家はよくご存知ですが、若い多喜二ファンの方のために、参考になればと思います。
 江口かん著「たたかいの作家同盟記 上巻」より
「(第2回プロレタリア作家同盟第2回大会で)
 たしか午後になってからだと思う。小樽から上京してきた小林多喜二がはじめて姿を見せた。何となく田舎っぽい型の服を着た彼を、私が議長席から紹介すると、全会場にはたちまち割れるような拍手がおこり、『わあっ』という歓びの声さえ嵐のように沸き起こってしばらくはやまなかった。そこで私が小林多喜に『ここにいる同志達とは、はじめて顔を合わせたのだから一言あいさつをしてほしい』と頼むと、彼は顔を真っ赤にしてすっかりはにかんでしまった。・・・」
御影暢雄
2007/07/01 08:51
前掲記事の続き。
「そしてしばらくはなかなか挨拶をしようとしない。私が何回かくりかえしくりかえして頼むと、ようやくのことで口を切った。ところが一たん喋り出すとなかなかの雄弁である。それに小柄の体のわりによくとおる声が出る。彼は挨拶の中で、その少し前に久坂栄二郎が書いた脚本の中で天皇制批判を巧みに行ったことについて、その内容には触れないでただ脚本の名だけをあげた後、『我々もこれまでのように、ストライキやデモだけを書くのでなく
久坂君が書いたあの脚本のようなテーマ、あれを我々の作品の中で、もっと積極的にとりあげなければいけない。我々の文学のボリシェビキ化にとって、あの問題こそ何よりも大切なテーマであるのだ。』と、いいきった時にはみんなは思わず感嘆の声を上げた。・・・
御影暢雄
2007/07/01 09:05
前掲記事の続き。
「ことに警視庁から特高課のナップ係の軽侮中川成夫が会場に来ている。その目の前で天皇制批判の必要をきわめて巧妙にいってのけたその話術のうまさ、大胆さにあらためて全会場を揺るがすほどの拍手が起こり、感嘆の声が上がる。しかもそれが『しばらくは鳴り止まず』という言葉どおりあとからあとからくりかえされる。」
御影暢雄
2007/07/01 09:13
訂正 前掲載文2行目 軽侮中川→警部中川 です。
御影暢雄
2007/07/01 09:36
前掲記事の続きです。
「驚いたのは演壇の片隅にぼう然と椅子にかけていた警部の中川成夫である。『小林多喜二がどんなことをしゃべったのか?』というふうに、いかにも疑い深い顔つきをして、きょろきょろと会場の中を見渡す。だが久坂栄二郎の脚本の内容を知らない中川にはてんで見当さえつかないらしい。その様子があまりにもおかしいので全会場はいっせいに声を出して笑い出した。ナップ係を商売にしているくせに、久坂の近頃有名な脚本さえ読んでいなかったその間抜けさ加減が、みんなを腹のそこから笑わせたのである。
御影暢雄
2007/07/01 17:09

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