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zoom RSS 「大正デモクラシー」と小林多喜二

<<   作成日時 : 2007/04/30 15:57   >>

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 久々に家でゆっくり。と言いつつ、朝から今まで読書タイム。でも、落ち着いて読書に没頭できる時が一番リフレッシュできる時かもしれません。肉体的疲労も精神的疲労も本日で回復したようです。と言っても本ばかり読んでいたので、これからは目の休憩タイムにでも入ることにします。パソコンに向っていたら、目の休息にもなりませんが。

 岩波新書から刊行中の「シリーズ日本近現代史」の第4巻が今月発売されました。第1巻、第2巻で注目したのですが、第3巻で少しがっかり。この第4巻はなかなか興味深かったです。
いくつか興味深い点はあったのですが、ここでは小林多喜二に関する所のみ引用して紹介だけします。

 1920年代後半の心的な光景の特徴のひとつとして『クラルテ』が紹介されています。大正デモクラシーを描いた本はたくさんありますが、当時の青年の光景として『クラルテ』が取りあげられたのは初めて(?)でしょうか。

 「ひとつは、前の世代との切断の感覚である。北海道の小樽で、仲間九人で旗揚げした小さな雑誌」「題して、『クラルテ』。フランスの作家アンリ・バルビュスの反戦小説の題名を借りたこの同人雑誌は、かずか三二ページで、真っ白な表紙に赤字で題名と号数だけを記すだけの装丁だが、若き日の小林多喜二が参加している。
 『クラルテ』同人は、「仲間同志の精神の創作化」と、商業的な「パヤパヤ雑誌の撲滅」をいい、既成のものに敵対する激しい情熱を持つ。菊池寛や久米正雄らの名前を挙げながら中央文壇を批判し、「地方同人誌」のなかにそれを圧倒する作品があるといい、青年の自負心をたっぷりと主張する。・・・1920年代後半の青年たちの、既成のものへの怒りと、自らの世代の自負心とが凝縮されている」

 もう一ヶ所で多喜二が取りあげられています。

 「労働者や農民の動きと連動して、文学をはじめ、プロレタリア文化運動が大きな地歩を占める。『改造』1930年1月号は、「1930年」という小特集を組むなかで、「ヂャズ」「女優・1930年型」「キャバレ」などとともに、「小林多喜二」「大山郁夫」「スターリン」の項目を揚げた。『戦旗』は発売禁止が相次いだにもかかわらず、1930年には発行部数が二万部を超えていたという。
 小林多喜二は、『戦旗』に「一九二八年三月十五日」を寄せ、三・一五事件の警察の弾圧や拷問の様子を書きとめた。さらに同誌に分載された「蟹工船」は、「おい、地獄さ行ぐんだで!」との書き出しで、カムチャッカで操業する蟹工船で働く季節労働者の苛酷な様相を描いた。漁夫たちの姿、その回想、監督とのやり取りなどが積み重ねられ、比喩を多用した力強い言葉で記されている」

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