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zoom RSS 林直道「強奪の資本主義」と小林多喜二「蟹工船」

<<   作成日時 : 2007/04/30 06:41   >>

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 林直道先生の「強奪の資本主義」。ずいぶん前に読み終わったのですが、読み始めた時から小林多喜二の「蟹工船」を思い出していました。
 「蟹工船」描かれた原始的な搾取、労働者を人間として扱わない資本の論理。そんなえげつない搾取がまかり通る背景には、国家権力の意図的な介入や強権支配力があること。人間として生きていくためには連帯して闘わなければならないこと。「蟹工船」のスケールの大きさをあらためて感じています。

 「強奪の資本主義」で、林先生は日本資本主義は、ついに最も単純明快な強奪による原始的な搾取に還ったと力説。心の底からの怒りがあふれでる文章で、そのことを証明していきます。
 ワーキング・プア。働いても働いても生活保護水準以下の生活を強いられる人々。労働者がどうなろうが、儲けさえすればいいという強者の論理。そんな企業の人権無視のえげつない搾取を可能にしたのは何か。政府の「国家的権力の意図的な介入、強権支配力によっておこなわれた」のだと。

 いまや「無権利」「使い捨て」「非人間的扱い」の資本の論理が大手を振って進められています。ここで闘わなければ、ますます「強奪」ともいうべき「えげつない搾取」がさらに進められます。
 いま、「人間の労働力をたんなるコスト(費用)としかみない貧弱な思考=新自由主義を乗り越えるかが問われています」「これを乗り越える力が社会的連帯という豊かな、創造的な思考に裏打ちされた国民の運動にあることは、日々たたかわれている多様な動きが示しているところ」。

 多喜二も労働者の「団結」を訴えました。一度は敗れたスト、そこから代表者を明確にしないなど、闘いの教訓を生かす「創造的な思考」をも踏まえていました。
 「マンガ蟹工船」が今の時代に受け入れられるのは、「最も単純明快な強奪による原始的な搾取に還った」日本資本主義の実態と国家権力による強権支配に国民が少しずつ気付きつつあるからかもしれません。
 そこからどう踏み出すのか、それがいま問われています。人間の尊厳をかけた闘いが必要です。

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