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zoom RSS 多喜二ライブラリー特選図書への書評D 松本忠司『魂のメッセージ』

<<   作成日時 : 2006/05/17 05:35   >>

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 今年2月、秋田多喜二祭の翌日、大館へ島村先生に同行し、現地の実行委員の人に多喜二ゆかりの場所を案内していただいた。その時、セキ生誕の地も案内してもらった。三浦綾子は歩いて、その地を取材したときいた。『母』を読み直そうと思ったのについついそのままになってしまっている。
 気になってきた。少し読書予定が詰まっているが、6月には読もう。

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「三浦綾子の『母』『銃口』論に同感した」

 白樺文学館多喜二ライブラリーが出来てから約1年。これが5冊目?の出版物。

 多喜二がロシア文学をどう読み、その魂のメッセージをどう受け止めたかを考察する論考。トルストイ、ゴーリキイ、チェーホフ、ドストエフスキーをどう読んだかの考察は、多喜二文学を考えるうえで重要なヒントになるかもしれない。あらためて多喜二の作品を読んでみたいと思った。

 本書では、多喜二文学の考察とともに、トルストイ、ゴーリキイ、チェーホフの生涯を簡潔に描いた論稿も収録されている。ロシアの19世紀を知るうえでも参考となるものとなっている。同時に、ロシア革命前の時代に生きた文豪の魂のメッセージが伝わってくる内容になっている。

 本書で、一番興味をもったのが、三浦綾子の『母』『銃口』に対する書評及び、三浦綾子訪問による対談の報告である。三浦綾子の『母』は多喜二の母セキを描いてベストセラーになった作品である。三浦綾子は10年かけて構想し、見事な作品へと仕上げた。
 そして晩年、『銃口』を仕上げた。私は、この『銃口』こそ三浦綾子が作家として到達した頂点であると主張してきた。なかなか同意者がいなかったが、著者は私と同様の趣旨を述べている。これほど嬉しいことはない。

 憲法改悪の動きが具体的になり、アメリカの戦争にいつでも参加できる国家づくりが進められている今、多喜二の不屈の精神をあらためて考えてみたい。

                           2004-08-24 未来

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