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zoom RSS 『内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊』/城繁幸/光文社/「成果主義」の狙いは賃金抑制

<<   作成日時 : 2005/12/01 19:50   >>

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 最も早く「成果主義」を導入した富士通。今では多くの企業で導入がされ、役所でも導入されているところがある。「成果主義」は、本当に優れた制度なのだろうか?その答えは、富士通の実態に示されているとおり、「ノー」である。

 著者は、富士通の人事部に配属され、この「成果主義」の裏表を見続けてきた。そして、この制度の致命的な欠陥と本質を本書で綴っている。「成果主義」の狙いは、総賃金のカットであり、「やる気」を引き出す、という宣伝がいかにデタラメであるかを事実に基づいて示している。
 「成果主義」による評価を「詐欺」という指摘は、まことに的を得ている。本書を読めば読むほど、「成果主義」の欠陥と同時に、経営陣や管理職の無能ぶりが明らかになるのも特徴である。

 「成果主義」をいち早く導入した富士通では、社員の「やる気」やモラールは低下し、会社に「未来」を実感できる社員がいなくなった。採用時に評価が高かった新人のほとんどが5年以内に退社。1998年以降の新人では、選考時の評価上位1割が、3年以内にほぼ全員退職したということである。
驚くべき実態である。

 これらの実態を知った著者の提案には、賛成できない点も多々あるが、「成果主義」の虚妄を知る上で参考になる書である。

2004-09-07

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