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zoom RSS 『国家に抗した人びと』/新藤謙/子どもの未来社/「戦時下、国家のウソに騙されず未来を見すえた人びと」

<<   作成日時 : 2005/11/28 05:53   >>

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 寺子屋新書が創刊された。ナンバー001は斉藤貴男の『教育改革と新自由主義』だったが、その後も教育問題を中心に発行を続けている。

 さて、『国家に抗した人びと』とのタイトルにあるように、本書は戦時下に戦争に反対したり、徴兵拒否をしたりした5人の生き様を描いている。海軍大佐・水野広徳、川柳人・鶴彬、翻訳家・北御門二郎、作家・中井英夫、歴史学者・家永三郎。教科書裁判で有名な家永三郎以外は知らない人であった。

 5人のぞれぞれが独自の考えを持ちながらも、天皇制政府による戦争に反対し、それぞれの抵抗を試みた。翼賛体制になったもとでも、それに組することなく、自己の信念を貫いた。
 ただ家永三郎だけが少し違うようである。家永三郎は、その反省のうえに戦争の惨禍を二度と起こさない決意をする。そして、憲政史上はじめての教科書裁判を起こす。教科書裁判は有名であり、この点で家永裁判は歴史に残る裁判である。

 本書では、天皇制政府の起こした戦争への言及もさることながら、国民、とりわけ少年少女へのマインドコントロールの役割を果たした教育勅語の問題点も指摘されており、一度は読んでおきたい書といえる。
 憲法改悪と教育基本法改悪がセットになって論議されている今、戦争が何をもたらしたか、教育勅語によってつくられた思想がどんなものかを知ることは重要である。そして、日本政府の誤りに気づき行動した人びとがいたことを忘れてはならないだろう。

2004-08-31

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