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zoom RSS 『孫文の女』/西木 正明/文芸春秋/「運命に翻弄された実在の女性を描く」

<<   作成日時 : 2005/10/07 18:11   >>

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 帯に「名も無く朽ちた日本人女性が、東アジアの運命を左右した」「明治から昭和初期にかけて、運命に翻弄されながら歴史に埋もれていった実在の女たちを描く」とある。

 『アイアイの目』 「遠く日本を離れてアフリカで、日本人娼婦がバルチック艦隊の機密情報を手に入れる」『アイアイの目』

 『ブラキストン殺人事件』 「動物分布の境界線で知られる学者はスパイだったのか!?北海道で彼と暮した女がいた」

 『オーロラ宮異聞』 「天草から朝鮮へと売られていき、やがて女馬賊となった満州のお菊。最後はシベリアまで流れ・・・」

 『孫文の女』 「滞日中、警察にマークされていた中国の革命家・孫文。彼が愛した二人の日本人女性とは」

 いずれも帯に書いている紹介である。興味深く読んだ作品は『オーロラ宮異聞』と『孫文の女』。
 『オーロラ宮異聞』のお菊は、翻弄される人生の中にあっても、自分の意思で生きようとした女性である。人生の後半、自分の意思で生きたようでありながら、やはり翻弄され続けた女性といえよう。

 いずれの作品も、女性を中心にしながら、男性の視点で書かれている。これには不満である。
 著者には、貧しさゆえに売られていく女性がどんな心であったかの配慮に欠けているように見受けられる。社会・政治に翻弄された女性を描くというのなら、やはり女性の視点から描いて欲しかった。
 ただ、こうした歴史があったこと、そこに女性の隠された影響があったことを紐解いたところには注目した。

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