未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『現代の戦争報道』/門奈直樹/岩波書店/「真実は伝えられているか」

<<   作成日時 : 2005/10/16 19:19   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 情報戦争と言われる現代の戦争。では、戦場の真実は報道されているのか。本書は、現代の戦争報道の実態を、世界のメディアと国家、軍隊との関係を事実の検証に基づきながら分析している。

 その結論は「戦争での最初の犠牲者は真実だが、次なる犠牲者は良心だ」という言葉に込められている。戦争は言論・表現の自由を奪い、良心を奪う。
 「いくらキャスターが気取って皮肉なコメントをしてみても、テレビの世界では正確さよりも速さが競われる。放映されている事実がどんなに疑わしくても検証されることなく伝えられる」
 テレビというメディアの限界を見事に指摘している。また、新聞の分析もしながら、その同様な実態を指摘する。

 9.11以降のアフガン攻撃、イラク戦争に対して、攻撃する側の軍隊は、真実を伝えようとするメディアにどんな態度を取ったか?
 「イラク戦争ではアル・ジャイーラやアラブ首長国連邦のアブダビテレビ、イクラ国営放送が標的になった」「2003年4月8日、バクダットのホテルに滞在中のロイター通信記者が米軍の爆撃で死亡した」
 その他にも、戦争の現場をそのまま報道しようとした記者が幾人も死んだ事実は報道されていない。

 戦争をする国は、自国に有利な報道はしても、不利な報道には攻撃を加えてまでも言論の自由を奪うものなのだ。
 世界のメディアを分析しているだけに、難しい論点がいくつも述べられている。正直言って難しい書であった。しかし、戦争をする国の報道のあり方が、人権を侵害するものであることが、よくわかる書である。

2004-08-02

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『現代の戦争報道』/門奈直樹/岩波書店/「真実は伝えられているか」 未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる