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zoom RSS 『教科書に書かれなかった現代の社会』/吉田 豊/玄黄社/「検定教科書のタブーに挑戦」

<<   作成日時 : 2005/10/01 16:50   >>

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 教科書検定のもつ問題点は多い。家永三郎の教科書裁判は有名である。本書は、検定教科書のタブーや制約にとらわれず、「ありのままの社会」を教えようとする意欲作である。

 最初に現代日本と私たちの生活について書かれている。小見出しも「世界は公平でも平等でもない」「南北問題〜それは植民地支配から始まった」「政治家のびっくり発言〜少子化対策と女性バッシング」などなど、社会の現実を端的に記載している。

 たとえば、「国際人」について、「国際化の時代だから英会話くらいできないと」と考える傾向にたいして、「英会話ができれば国際人なのではない。多様な言語・文化をもった人びとがさらされている、経済格差・移民・環境・戦争・人権問題など、現代の地球的な課題について知り、考え、身近なことから行動していく人間こそ、国際人といえるのではないだろうか」と固定観念に縛られない考えを示そうとしている。

 また、「国民生活と経済」「現代の民主政治と日本国憲法」「イラク戦争と国際法」など、暮らしから平和の問題までに及んでいる。
 短い文章で、多くの問題を扱っているため不十分な説明も多々あるが、かなり「いい線」をいっている。

 ただ、裁判員制度の記述で問題点を示していないなど、不十分すぎる内容もあり、首をかしげる内容もある。
 それでも、現代の社会を知り、考えるうえで貴重な視点を示している。
 憲法改悪問題が企まれ、アメリカによるイラク攻撃を手放しで支援する日本政府のもとで、私たち国民が考えなければならない視点が多くある。
 こんな教科書で教えられれば、豊かな人間が育ち、未来を考えることのできる人が増えるかもしれない。今後のより一層の内容充実を期待したい。

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