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zoom RSS 『DNA』/ジェームス・D・ワトソン/講談社/「生命の謎はどこまで解けたのか」

<<   作成日時 : 2005/09/27 05:54   >>

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 二重らせんの発見から50年。二重らせんの発見者ワトソンが発見の経過とその後の生命の解明を語る。

 『これだけは読んでおきたい科学の10冊』に紹介されていた『二重らせん』を探していたら、その後の本として本書が出版されていることを知り購入した。

 本書は、生命科学の基礎をわかりやすく解説すると同時に、新たな発見の経過をリアルに再現していて興味深い。生命の神秘を知るうえで重要な情報が山積みである。
 遺伝子の解明による倫理問題などにも論及されていて、現代の哲学問題にも踏み込む力作といえよう。

 DNAによる犯罪捜査、病気と遺伝子の関係などなど興味深い話は尽きない。著者の広範な知識にも感嘆する。
 著者は、生命倫理の問題にも踏み込んだ発言をたくさんしている。科学者としての意見だと聞くならば、それなりに理屈の通った話として聞くことができる。

 しかし、知的財産権という特許の問題で、企業の儲け主義の理論を一定許容する内容などには疑問を感じずにはいられない。また、科学と倫理の問題意識を十分理解しながらも、科学者的な意識が先行している感があり、現代の倫理問題に公平な理論を述べているようでいて、不十分な気がする。

 これから、ますます議論が呼び起こされるだろう生命倫理の問題に生命学者として発言している点についは評価したいし、その内容にも一定理解できるものがある。しかし、生命倫理について賛成できない内容もあり、ワトソン氏の提起に論議がかもされているとの報告には、当然だと考える。
 とても考えるところのある問題提起もされており、参考になりえる作品といえる。

2004-06-28

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