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zoom RSS 『駱駝はまだ眠っている』/砂岸 あろ/かもがわ出版

<<   作成日時 : 2005/09/24 06:44   >>

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 1970年代、京都の烏丸今出川にあった『駱駝館』という喫茶店。そこには、いろいろな人たちが集まっていた。この物語はフィクションではあるが、『駱駝館』は実際にあった。

 学校に行きたくなくなった娘のために仕事をやめ、喫茶店をひらいた都おかあさん。「これからはずっと、一緒にいるからね」。目的を見つめることのできない娘は、おかあさんは「なにか勘違いをしている」と思いながらも、新しい中学校に通うことになる。

 自分の居場所をつくれない子供たちが増えている。いや大人でさえ、自分の存在や居場所を肯定することのできない人が増えている。
 『駱駝館』に集まる人たちは多士済々の人。不思議な魅力をもつ「都さん」に癒される人たち。「犬や猫や遠い国の子どもたちのことではしょっちゅう泣く都さん」。しかし、「自分のことでは泣かはらへん」都さん。

 そんな都さんと『駱駝館』に集まる人たちの影響で、自分の居場所を手探りし、生き方を考える若者。人と人との関係から社会との関係をもっていく人たち。
 「人はみな、自分を生き抜くしか方法がないんだ」「誰のものでもない、自分の物語を、わたしたちは生きる」

 人の存在とは何か、自分とは何か、誰もが考えることかもしれない。他人の存在を肯定することから、自分を肯定することに繋がるのかもしれない。また、その逆もあるかもしれない。
 みんなが、自分の居場所を見つけ、夢をもって生きられるといいな。私も、他人のために泣き、他人のために怒れる人間になりたい。

 帯に鶴見俊輔氏の言葉がある。「とにかく、第一章の終わりまで、読んでください。私は、そこまで読んで、物語にまきこまれました」
 これは強調しすぎかもしれない。しかし、「読みおわって、考えました。らくだの眠る場所は、この日本にあるのか?」かという問いかけは同感。だからこそ、私たちが日本の未来を変えなければならないのだが・・・。

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