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zoom RSS 『われらの悲しみを平和への一歩に』/ピースフル・トゥモロウズ/岩波書店

<<   作成日時 : 2005/09/21 05:40   >>

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 9・11テロの衝撃は今も忘れられない。世界貿易センタービルに飛行機が衝突する映像は今も目に焼きついている。
 犠牲者家族の中に、報復戦争に反対する人がいることを聞いたことがあり、犠牲者の声に共感を覚えたことがある。

 本書は、9・11犠牲者家族の悲しみと、その悲しみを他者に繰り返してはならいとの想いが綴られている。要約は、本書表紙裏に書かれている。

 9.11同時多発テロで肉親を失った100以上の家族によって構成されている「ピースフル・トゥモロウズ」。彼らは、報復や戦争ではなく平和な解決を模索・提案する。思想的背景も、年齢も家族構成も異なる多様な人々が、困難な状況下、時に迷い、論争し、また資金難にあえぎながらも、いかにグループを結成し、どのような活動をしていったか、その最初の一年半の試行錯誤を克明に綴った希望のドキュメンタリー。

 何よりも心に訴えられたのは、「かくも身近に暴力や死を痛感したことは、彼らにとって、他者が同じ悲運にさらされるような可能性を断たなければならない」「つまり他の国で息子と同じように死んでいく人のことを考えるのです。そしてそのことに心が痛みます」

 9・11犠牲者家族は、ブッシュにも、この家族の想いを伝える。しかし、現実にとれらた行動は報復戦争であった。家族たちは、その後もイラク戦争で罪なき子供たちが傷つくことに心を痛め、イラク戦争反対を主張し行動し続ける。

 訳者あとがきに、「本書に登場する人々は文字通り普通の市井の人で、ほとんどがいわゆるデモ後進などには参加したことのなかった慎ましい経験の持ち主である」と記されている。
 そういう人たちが、「自らの痛みと悲しみを、罪なき他者攻撃の口実として用いられることを敢然と拒否し」、声をあげ行動したのである。

 罪なき人が犠牲になる戦争。この悪循環を断ち切らなくてはならない。一人一人が我がことのように、傷つき死んでいく犠牲者とその家族の痛みを感じて欲しい。
 一人一人が平和的解決をするために、何をし、どう行動するかを考えて欲しい。平和のうちに生きる権利をすべての人が享受する世界は、戦争では実現しない。

2004-05-28

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