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zoom RSS 『板垣退助 自由民権の夢と敗北』榛葉英治

<<   作成日時 : 2005/08/21 04:49   >>

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 自由民権を主張する自由党を結成した板垣退助。大隈重信とともに自由と民主主義の種を蒔いた先覚者。「四民平均の理」を説き、自由思想を主張した板垣退助は、なぜ大成し得なかったのか?
 作者は、その理由を解くために、その時代の社会状況と板垣退助の生涯を描く。

 国会開設以降、選挙で多数派を得た自由民権派。政府の予算案を修正する案に何度も多数を得る。なのに、なぜ最後は政府の予算が押し通されてしまうのか。民権派は、多数を得ながらいくつもの政党に分かれ、大道団結することができないでいた。

 カネによる買収は当たり前、寝返る民権派議員や派閥が続出する。あまりにも無節操な現実にあきれかえる。
 政府は、都合が悪くなると解散。解散後の選挙ではカネも使えば、警察や官吏を使った露骨な選挙干渉。官憲による横暴で死傷者が出る選挙戦。恐れおののいて投票に行かない選挙民もでる。

 これほど露骨かつ暴力的な選挙干渉を政府が進めても、結果は民権派が多数を得る。なのに、国会の場では、大臣の椅子やカネによる買収に寝返る議員が出てくる。なんか最近の政党の流れも、よく似たものだと思ってしまう。

 自民党と連合して壊滅したかつての社会党、細川内閣時代の政党はいまではその名前も思い出せない。かつては反自民といっていた公明党。烏合の衆の寄り集まりのような民主党。
 国民の利益よりも、自分の利益ばかりを考える勢力に、国民の信頼が失われていくのは当然かもしれない。

 過去に学び、本当にみんなが暮らしやすい政治を実現するためには、うわべだけの姿に惑わされてはいけない。真実を見る目が必要だろう。そんなことを考えさせてくれる書であった。本当の自由民権は、まだ来ていない。それを実現するのは、やはり国民の力にかかっている。
 自由と民主主義を実現するのは、一人一人の努力にかかっているのだ。

2004-04-26

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