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zoom RSS 『兄おとうと』/井上ひさし

<<   作成日時 : 2005/07/10 05:23   >>

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  「三度のごはん きちんとたべて 火の用心 元気で生きよう きっとね」
 この言葉にこの作品の全てが詰まっている。

 民本主義を唱える吉野作造と、有能な官吏の弟をめぐって、国家とは、民主主義とは何かを訴える戯曲。吉野作造はデモクラシーを唱えた帝大教授は有名である。その吉野作造の一端にふれている。

 前口上で著者は憲法の大切さを訴える。押し付けられた憲法という卑怯な俗説に反論する。平和や民主主義をないがしろにしようとする勢力の口上のひとつである。

 さて、本題にはいろう。

 「三度のごはん きちんとたべて」・・・みんなの願いは生活の保障にある。
 「火の用心」は、災難や災害に遭わないようにとの願い。
 「元気で生きよう」は、健康は生活の基本。

 「ものごころついてから今まで、世の中の不幸を目にするたびに、なぜ、なぜ、なぜと問うてきたが」「唄の文句にまとまってしまう」

 「三度のごはん きちんとたべて 火の用心 元気で生きよう きっとね」という生活を国民に与えることが政府の務め。そんな政府にはまだまだ程遠い。明治のデモクラシーの夢さえ叶えられないのが現実だ。

 井上ひさしの作品を久々に読んだが、テンポのいい戯曲であり、楽しかった。

2004-02-29

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