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zoom RSS 『三酔人経綸問答』中江 兆民

<<   作成日時 : 2005/07/27 04:53   >>

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 中江兆民の著作の中で有名なのは、『一年有半』と『三酔人経綸問答』であろう。

 私も酔えば(酔わなくとも)、政治や天下国家を論じ、つい力がはいったあげくに、二日酔いという酷い目にあったことが度々あるものだ。

 本書は、表題どおり、南海先生、洋学紳士、豪傑君という三人の酔人が酒を酌み交わしながら、国の体制や民主主義、軍備と平和、人間社会の進化とは何かをなどを語っている。
 本書執筆時の兆民は、実践的運動はしておらず、もっぱら理論活動のみをしていた時期である。そのため、理想は語っても具体的に国民がどう行動すべきか、という視点は弱い。

 それでも、本書が読み続けられるのは、民主主義とは、政治はどうあるべきか、平和とは、などの今日でも問われ続けている課題を最大の論点としているからであろう。
 兆民の主張には、今日の憲法に盛り込まれている内容が多々ある。主権在民、民主主義、平和主義、今日の憲法の柱ともいえる内容が論じられているのは、重要である。
 改憲論者がいくら「押し付け」論を主張しようが、1887年に出版された本書にさえ、今日の憲法の支柱があることを考えるならば、通用しないことは明らかであろう。

 本書には重要な視点があるものの、三人の酔人のセリフが長すぎて、テンポがないのは残念である。もっと会話を交互にやり取りするようなリズムがあれば、もっと読みやすいものになったのではないだろうか。

2005-07-02

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