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zoom RSS 『心のノート』の言葉とトリック/島村 輝/つなん出版/「政府が国民をマインドコントロールしようとし」

<<   作成日時 : 2005/06/17 05:30   >>

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 『心のノート』をご存知だろうか。このテーマを本にしたレビューをいくつか書いたが、本書は文学などの「読解力」を駆使して書かれており、わかりやくす新鮮である。

 たった66ページの本なのに、トリックの解析法以外に無駄な説明が一切なく、ポイントを明確にしてくれる。
 そして、実際の『心のノート』から、その論理的矛盾を明らかにすると同時に、その狙いが「マインドコントロールと思考停止」にし、何も考えない「国を愛する」国民づくりにあることを明らかにしている。

 読みながら思わず爆笑した内容がある。『心のノート』の中に「文化に親しんで国を愛する」という項があり、そこで外国の「食文化」というものがある。
 アメリカは「ローストビーフ」、インドは「カレーとナン」とある。これさえ適当かどうかさえ疑問であるが、極めつけは中国である。

 中国の食と言えば、何が思いつくだろうか?餃子、飲茶、チンジャオロース、あなたは何を思い浮かべるだろうか。
 このノートには「中国料理」と書いてあるそうだ。だったら「アメリカ料理」「インド料理」と対応すべきだろう。

 さて、こんなことがテーマではない。それにしてもお粗末さはわかるだろう。
 結局『心のノート』は、考えさせない「マインドコントロールと思考停止」状態をつくりだし、国(政府)の思い通りになる国民づくりのための手法である。

 戦中に「教育勅語」が果たした役割は今さら言うまでもないだろう。この「教育勅語」には、お父さん、お母さんを大切にしようなどの、いいことも書かれていた。
 しかし、その目的は「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉ジ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ」であった。この「皇運」(天皇陛下の運命)を「わが国」に置き換えた内容が『心のノート』のめざすところである。

 著者は、「憲法や教育基本法の理想が大きな危機にさらされている今、一人ひとりが思考停止せず、主権者として状況と向き合うことが、改めて必要とされるときだとつくづく感じています」と、この本執筆の想いを語っている。まったく同感である。

 短い文の中に多くの貴重なエキスと、トリックを暴く名探偵さながらの論理が詰まっている。ぜひ、一読を!

2005-05-26 

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