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zoom RSS 『動乱時代の経済と金融』/今宮 謙二/新日本出版社/「家計が火の車の経済対策など役に立たない」

<<   作成日時 : 2005/06/16 05:55   >>

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 みなさん、暮らしは楽になっていますか?将来への見通しは明るいですか?

 たぶん、そんな実感を多くの人は持っていないだろう。なのに政府は「景気回復のきざし」などという無責任なことを示そうと躍起になっている。

 小泉首相は「構造改革」を連呼する。規制緩和、不良債権処理、官から民へ、これまで多くの施策を強行してきたが、日本の経済はどうなったのだろうか。
 トヨタが純利益の史上最高額を更新している。他の大企業でも収益をあげるところが増えている。このまま進めば景気は回復?

 本当にそうだろうか。トヨタが収益をあげてもリストラで職を失った人がいる。その替わりに雇用されたのはパート。トヨタでは低賃金のパート比率が増加している。
 それだけではない、毎年賃金の引き下げ、収益があがっても賃金をあげないと公言している。だったら国民の暮らしはどうなるのか。どんなに企業業績があがっても賃金の総額が下がるのに、消費購買力が上がるはずがない。なんのための「構造改革」なのか。

 本書は、そんな財界や政府の無責任極まりない経済対策の本質を解き明かす。銀行再編やペイオフの狙いの本質が何で、私たちの生活にどんな影響を与えるのかを分かり易く解き明かしている。国民の暮らしの視点に立った経済対策でない限り、私たちの暮らしはますます苦しくなる。

 では、どうすればよいのか。著者は、ルールある経済を提唱している。ところどころで疑問を感じるが、大筋には賛成できる。
 山家悠紀夫『景気とは何だろうか』の不十分さを補う視点があり、両書を併せて読めば、よりわかりやすいのではなかろうか。

2005-05-17 REVIEW JAPAN 投稿

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