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zoom RSS 『愛と怒り闘う勇気』/松井やより/岩波書店/「衝撃、感動、そして勇気」

<<   作成日時 : 2005/06/12 14:56   >>

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 朝日新聞記者として女性で始めて定年まで勤めた熱血記者。死の宣告を受けてから書き上げた自伝である。

 まず初めにお願いしたい。この本を読んで欲しい。

 著者の人間として、女性としての熱い想いが書かれている。それは考え方の問題ではない。著者の実践をふまえた熱い人生、虐げられた女性や貧困問題への真に迫る事実が伝わってくる。

 最近、フェミニズムという言葉はしばしば耳にする。関心をもちながら、それほど重視はしてこなかった。しかし、著者のフェミニズムは単なるフェミニズムではない。人間としての尊厳を踏まえたものだった。

 はっきり言って、私は自分の知識不足にショックを受けた。いろいろな社会問題に関心をもち、それなりに勉強してきたが、彼女の域にまで達していなかった。

 最近、日本企業の中国ツアーが買春ツアーであったことが大問題となった。著者は、セックスツアーの問題を早くから取り上げた記者であり、「買春」という言葉を初めて広めた女性記者であった。
 男性の女性蔑視、女性を性の対象しか考えない男性本位の社会。アジアの貧しい女性が、家族の生活のために身体を売らざるを得ない実情。あまりにも悲しすぎる。

 著者は、そんな問題に取り組むだけでなく、その根本問題が社会にあることを指摘する。そして、既存の女性運動が政治に目を向けないことに不満を表明する。
 政治と戦争、平和の問題は、独立してはいない。一冊の本の中でこれだけいろいろな問題を訴えたものは少ないのではないだろうか。

 著者は、もっともっと沢山の問題を見据えて提起している。私の力量不足のため全てを伝えられない。著者に申し訳ないと思う。

 最後にもう一度お願いする。この本を読んで考えて欲しい。本当に大切なことがいっぱい詰まっている。
 衝撃、感動、そして勇気、言葉にはあらわせない貴重なものを得た。

2004-01-18 REVIEW JAPAN 投稿

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