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zoom RSS 『博士の愛した数式』/小川洋子/新潮社/「数字、数式が小説に?」

<<   作成日時 : 2005/06/06 05:29   >>

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 今年の発表作品のなかで、この小説がたいへん話題になっていると知り、迷わず手にした。数字や数式が小説の題材になるなど予想外である。ところが、なんと美しく描かれていることか。驚嘆!

 交通事故で記憶の蓄積が1975年で止まり、現在は80分前のことは忘れてしまう数学博士。この博士の家に家政婦として派遣された私。そして私の息子を交えた三人に、温かい交流が始まる。数字や数式の美しさの描写はみごとであるが、博士の子供を愛する純真な心がまた素晴らしい。

 学生時代に誰もが数学の難解な数式には頭を痛めたことだろう。しかし、どうしても解けなかった因数分解が、一つのヒントをきっかけに、いとも簡単に解けたときの気持ちを思い出す。当時、この小説を読んでいれば、数学にもっと楽しく取り組めたのではないかなどと思ってしまう。もう手遅れだけど・・・。

 数字の美しさと心の美しさがひとつになった博士を中心にテンポよく進む物語はすがすがしい。目に見えない真実を示す数式。数式は真実を表すことを描写しながら、本当は人の真とは何かを語ろうとする。この関係がみごとに描かれているのではないだろうか。

2003-12-21 REVIEW JAPAN 投稿
博士の愛した数式
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