未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『沈黙の海』/千場茂勝/中央公論新社/「企業が人命より優先する利潤追求は今も続いている」

<<   作成日時 : 2005/05/07 17:55   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 「沈黙の海」という題名から、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を想起した。企業が人命や自然よりも、利潤追求を優先する姿勢は今も昔も変わらない。

 第一次訴訟から第二次、第三次訴訟、そして最終和解まで、28年間水俣病裁判に中心的に関わってきた弁護士の記録である。
 その熱い想い、人命の尊さを訴える作者に心打たれるものがある。少しは譲歩してでも、原告の生きているうちに解決を、その苦渋の決断には説得力がある。

 それにしても、人命よりも企業利益を優先し、その企業と癒着した官僚が企業を擁護することによって、さらなる被害をつくりだす実態には驚き、怒りを感じる。
 薬害エイズ、狂牛病問題、原子炉内のひびや磨耗の隠蔽工作も、企業と行政の隠蔽工作が明らかになっている。
 何度となく繰り返され、そのつど国民の批判を受け謝罪しているにも関わらず改まらない。

 企業や行政の自覚を待っていては、絶対になくならないのが実態だ。作者は最後に「このような事態は改革しなければならない。それをやるのは国民である」と力強く訴えている。まったく同感である。
 「沈黙の春」「沈黙の海」は、私たちが沈黙していてはいけないことを訴えている。沈黙は、ますます自然を破壊し、人命を脅かす。人間の尊厳と自然守れの声をいっそう高くしなければならない。

2003-08-02 RAVEIW JAPAN 投稿

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『沈黙の海』/千場茂勝/中央公論新社/「企業が人命より優先する利潤追求は今も続いている」 未来 ― 私達の力で歴史を動かそう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる