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zoom RSS 『科学は「自然」をどう語ってきたか』/菅野礼司/ミネルヴァ書房/「思想として科学とは」

<<   作成日時 : 2005/05/23 05:36   >>

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 これは何?どうして?なぜ?幼児から子供にかけて、見るもの聞くもの、どんなものに対しても、何?なぜ?という質問が続けられる。子供を持つ親なら誰でも経験するし、親でなくても子供から聞かれた経験があるのではないか。

 何でも口に入れる子供に手をやいた親もたくさんいるのではないだろうか。しかし、子供は自然に未知のものを知ろうとしている。触る、しゃぶる、ころがす、これらの行動は全て、そのモノを知ろうとする好奇心、知識欲からではないだろうか。

 古代哲学の始まりも、自然や人間とは何かを問うことから始まったのではないだろうか。雨がなぜ降るのか、台風がなぜくるのか、星はなぜ輝いているのか。人類は長い年月をかけて、これらの疑問を解決してきた。
 そこには、自然を知ろうとする人間の知性、そして哲学の発展があった。本書は、今日到達している自然科学の現状を踏まえながら、科学と哲学、そして人生観までを問うている。

 「自然科学の成果の上に築かれた科学的自然観を持つことは、この自然界において人類の占める位置を認識することであり、それによって人生観、すなわち自らの生き方の指針となると信じている」 はしがき、に述べられた著者の言葉である。

 アリストテレス、デモクリトス、エピクロスなど、ギリシャ哲学の思想家が自然をどう語ったか。ニュートン、デカルト、またまたガリレイやカントなど近代科学者・哲学家などの業績なども記述されている。
 「最も不思議なことは、人間がこの自然を理解できることだ」と述べたアインシュタインの言葉を引用しながら、科学と自然観について明晰している。

 かなり難しい理論も展開されているが、その内容は重要であり、科学と思想を考えるうえでとても参考になる書である。

2003-10-31 REVIEW JAPAN 投稿

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