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zoom RSS 『吾妹子哀し』/青山光二/新潮社/「愛への責任とは・・・」

<<   作成日時 : 2005/05/17 19:51   >>

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 表題作「吾妹子哀し」とその続編「無限回廊」が収録されている。アルツハイマーと診断された痴呆症の妻と老作家、妻を介護する夫の愛が垣間見える物語。

 痴呆症で徘徊癖のある妻を、優しく支える老作家の姿は感動的である。自分の妻が痴呆症になり徘徊癖がでたら、こんなに優しく接することができるのだろうか。私自身はそんな年齢には程遠いが、自分のこととして考えてしまう、そんな作品だ。

 若い頃の妻への愛が、続編の「無限回廊」に描かれているが、そこには妻への愛と、他の女性との肉体関係も描かれていて、なにか釈然としない感じもする。
 愛がなくてもセックスができるのが男、というような一面的な表現には納得できないし、愛とセックスを切り離して考えようとする姿勢にも違和感を感じる。
 ただ、そんな過去もありながら、老いる妻への労わりの心が見えてくるのは微笑ましい。

 高齢化社会到来と言われる時代に、介護問題を夫の視線から描いた作品として注目できる。本当は夫婦の問題としてだけではなく、社会的な問題として考えなければいけないと思うが。

2003-09-06 REVIEW JAPAN 投稿

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